KENWOOD MGR-A7

 本日の買い物は、KENWOOD製リニアPCMレコーダー、MGR-A7です。新品処分品で、価格は17,800円でした。

 一応Media KEGシリーズに属する製品で、MP3/WMA/WAVプレーヤーとしての機能も持っていますが、生録用途がメインとなる製品です。ただ、一部でそこそこ高音質なWAVプレイヤーとしても使われているということで、せっかく値下がりしたのだから使ってみようと思ったわけです。

 他のKENWOOD製品(HD20GA7など)とは異なり、単にファイルを本体内蔵メモリにコピーしただけで再生可能という辺りはメリットでしょうか。また、内蔵メモリは僅か2GBですが、SDHC対応スロットを持っているため、容量不足という辺りはさほど気にならないでしょう。

 早速WAVファイルを転送して試聴してみました。環境はいつも通りKENWOOD L-01A+SANSUI SP-100iです。

 ある意味意外だったのですが、低音方向の力感や密度感では、以前買ったHD20GA7よりも良好です。D.A.L CardDeluxeとの比較では全てに安っぽさは感じるのですが、実売3万円以下の機器として悪いものではありません。

 ただ、24bit/96KHz対応機器とは思えないほど、高域方向が汚いのです。透明度・解像度共に悪く、その部分だけに注目すると、まるで昔の安物CDプレイヤーで聴いているような感覚です。

 総合的な印象では、オーディオ的なバランスではむしろHD20GA7の方が若干上ではないかと思います。ただ、低域方向やヴォーカルの質など魅力を感じる部分もありますので、しばらくは純粋なプレイヤーとしてiPod代わりに使ってみようかと思います。

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このページは、JIVEが2009年1月17日 23:25に書いたブログ記事です。

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