Auzentech Auzen X-Fi Bravura 7.1

 本日の買い物は、Auzentech製PCI Express 1xスロット用サウンドカード、Auzen X-Fi Bravura 7.1です。通常中古で、価格は2,500円でした。

 名前を見れば判る通り、Creative製のDSP、X-Fi CA0110-IBG LFが搭載されています。このCA0110-IBG LFはCreative製品ではSoudBlaster X-Fi Xtreme Audio PCI-Eに搭載されているローエンド品で、EAXが4.0までのサポートであるほか、X-RAMなどにも対応しておらず、ゲーム用としての意味合いを殆ど持たない製品です。

 とはいえ、このBravura 7.1はアナログ(特にヘッドフォン)出力品質へのこだわりが売り文句となっている製品ですから、その点はさほどマイナスにはなりません。

 ボード上の実装部品を確認してみると、

 ・D/Aコンバーター:CirrusLogic CS4382A+AKM AK4396VF
 ・A/Dコンバーター:Wolfson WM8775SEDS+Wolfson WM8782S
 ・OPAMP:National Semiconductor LME49720NA+JRC 5532DD+JRC 4580D

となっていて、金がかかっているような微妙にけちっているような、何とも評価しづらい構成です。AK4396VFなどはサウンドカード用としては上等なD/Aコンバーターではあるのですが、これはどうやらヘッドフォン出力専用となっていて、通常のライン出力は全てCS4382Aを利用しているようです。OPAMPも同様で、ヘッドフォン出力にのみLME49720NAが使われ、アナログ出力はフロント・リアが5532DDでセンター・サイドが4580Dとなっています。

 もっともOPAMPはソケット上に実装されていて、比較的容易に交換できるようになっています。JRC 5532DDも決して低品質ではないのですが、音の傾向を変えてみるのならAnalogDevices辺りを使ってみると面白いかもしれません。

 ライン出力側で目を引くのは、端子の近くにそびえ立つコンデンサーでしょう。計8本のニチコンMUSEが使われていて、この辺りが主要パーツが同等のCreative製SoundBlasterとは大きく違っています。

 後は実際に音質を聴いてみなければいけないのですが、これは時間がとれてからとなります。

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このページは、JIVEが2012年10月13日 20:51に書いたブログ記事です。

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