Windows8発売、だが...
今日はMicrosoftの新OS、Windows8のリテール版発売日でした。実は私は結構前からテスト用に1台環境を用意してあったため、そういえばまだ発売されていなかった、という程度の感覚でしたが...。
ただ、せっかく来年1月末辺りまで格安キャンペーンが行われているわけですから、その間に1~2本は買っておいても良いかとは思っています。ただ、使うかどうかは別問題ですが。
今日は所用で某所のPC DEPOTに出向いたのですが、拍子抜けするほどいつも通りでした。昼頃と夜と2回行っているのですが、Windows8を目当てに来ているような人は殆ど見られず、日替わりの特売品を物色している人が少しいるという程度でした。
昨晩の秋葉原で行われた深夜販売は大盛況でしたが、販売店サイドも危惧していた通り、お祭り騒ぎが終わった後の売れ行きには一抹の不安を残しているといって良いでしょう。
個人的にはWindows7にすら馴染み切れていないだけに、Windows8にはもはや拒絶反応があるというレベルです。私の場合、サブPC扱いのものは用途を絞り込むので余り問題にならないのですが、メインPCに位置付けているものにはとにかく自分が使うと思われるソフトウェア環境は一通り構築してしまうという傾向があります。そうなると、WUXGA環境で使っているWindows XPで、スタートメニューの「プログラム」で開くものが3列に及んでしまいます。Windows8のUIでは、タイルの並びが恐ろしい数になってしまうのが容易に想像できるわけです。スタートメニューを無理矢理廃止されてしまったため、これらをどう運用して良いかが想像もつきません。東芝のPCでは、出荷状態でWindows8にスタートメニュー相当の機能を付加する独自アプリをセットアップしているそうですが、これが現実的な解というようでは、Windows8のコンセプトそのものが全否定されているといっても過言ではないでしょう。
Windows8の最大の失敗はAndroidをいたずらに意識しすぎたことでしょう。Windows RTなどという余りにも露骨な環境を用意した辺りからも、WindowsをPC用のプラットフォームという位置付けから脱却させようと考えていることは容易に想像が付きます。ただ、WindowsはPCの上で動いていなければ、そもそもWindowsの必然性がないと思ってしまうのは私だけではないように思います。AndroidやiOSの方が一日の長がありますからね。Microsoftがわざわざ他の陣営の土俵に自ら乗ってしまったようにしか見えません。
今までのWindowsのように惰性で売れ続けるという構図が保たれるのかは、ユーザーがあの不合理なUIの許容するかにかかっているといえるでしょう。
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