Canon EOS M ダブルレンズキット
先日の買い物ですが、キヤノン製ミラーレス一眼カメラ、EOS Mのダブルレンズキットを入手しました。展示処分品で、価格は31,800円でした。
実はいままで、EOS Mという製品は酷評し続けていました。EOSのメリットはAF性能だと思っていたのですが、このEOS MのAFは業界でも最悪といって過言ではないほどひどいものでしたので。EOS M自体が機能削減版EOS Kiss X6iともいうべき製品でしたので、最初からあまり期待していなかったのですが、その期待値すら大きく下回る完成度でしたからね。
私自身、当時EOS Mの完成度にがっかりして、安かったSONY NEX-5NDを買ったという経緯がありました。実際に今比較してもNEX-5Nの方がAFの動きは俊敏です。
NEX-5N自体には今でもそれほど大きな不満はないのですが、どうしてもネックになるのがレンズバリエーションでした。一応TAMRON製の18-200mmは買ったのですが、これ以外に魅力を感じるレンズがあまりないのです。また、ミラーレスとしてはレンズマウントの開口面積が大きく、画質面では有利なのですが携帯性はレンズが大きくなる分不利です。
そこでやはり浮上してくるのが、今までのレンズがそれなりにあるCanon EFマウントなのです。ボディーの出来という意味ではEOS M2は許容範囲に入ってきたといえるのですが、価格がまだまだ高く、必然的に買えるのは初代EOS Mだけということになるのです。しかも既存のレンズを使うためにはマウント変換アダプターのEF-EOS Mが必要になりますので、標準添付となるダブルレンズキットを買うか、EF-EOS M(実売価格1万円前後)を別に買っても安いと思われるような出物を探すか、どちらかでした。
本当はダブルレンズキットで3万円を切ったら買おうと思っていたのですが、EOS Mは意外なほど値段が下がっておらず、目標値を僅かに上回る程度だったために諦めて買ったというわけです。
実際に使ってみると、ファームウェアの改善によりAF動作は随分マシになりました。依然として不満はありますが、以前ほど使えないという印象でもありません。また、本体の世代が新しいため、レンズのファームウェア更新に使えるという、副次的なメリットもありましたので、総合的には悪くは無い買い物だったといえそうです。
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