Garnet OSとは
ImpressのケータイWatchを見ていたら、こんなお題で紹介されていました。
当たり障りの無いような書き方になっていて、実情にはそぐわない部分があるような気もする記事なのが、少々気になります。Palm OSに関心のあるユーザーなら大抵ご存じだと思うのですが、「「Garnet OS」とは、Palm OS 5をベースに」開発されたのではなく、Palm時代に「Palm OS 5=Palm OS Garnet」「Palm OS 6=Palm OS Cobalt」という名称変更が行われ、PalmSourceがACCESSに買収された際、「Palm OS Garnet」が「Garnet OS」と呼ばれるようになったというのが流れですので…。
#ちなみにPalm OS 6 (Cobalt)は2004年に6.1がリリースされた(採用ハードウェアが
#存在したかは不明)というニュース以降動きがありません。
更に厳密に言うと、ACCESSのWebによると、旧来のPalm OS 3.xや4.xについてもGarnet OS Version 3.x/4.xと呼称しているようですので、Palm OS 5.xまでについてはそのままGarnet OSと付け替えているだけというのが正しいようです。PalmのPDAやスマートフォンは未だにPalm OS Garnet 5.xと表記していますし。
なお、現在のGarnet OS/Palm OSの状況については、携帯機器のLinux上でPalmソフトウェアを動作させるためのVMが供給され始めているようで、OSそのものの新規開発の可能性はほぼ無くなったようです。Palm OSの最後を飾るべくCLIEのPEG-VZ90が欲しくなってきました…。
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