埼玉西武が日本一
プロ野球日本シリーズ第7戦は、埼玉西武ライオンズが読売ジャイアンツを3-2で下し、通算4勝3敗として日本シリーズを制しました。
この第7戦は、序盤西武先発の西口が安定感を欠き、1回、2回に1点ずつを失いましたが、3回に登板した石井以降の涌井、星野、グラマンの各投手が何と全員パーフェクトピッチングで9回までを抑えきるという離れ業を演じて見せます。
一方攻撃陣は細かいミスは見せていたものの、このシリーズでラッキーボーイ的存在となっている平尾が今日も貴重な勝ち越しタイムリーを放ったほか、片岡がパ・リーグ盗塁王の貫禄を見せつける走塁で貢献していたのが印象的です。
一方の巨人は非常にわかりやすい状況で、3番小笠原、4番ラミレスが活躍すれば勝ち、彼らが抑え込まれると負けるという結果でした。誤算だったのはロッテ時代に日本シリーズで大活躍し、今年の北京オリンピックでも韓国の主力打者として勝負強さを発揮した、イ・スンヨプが大ブレーキとなってしまっていたことでしょうか。1番の鈴木は西武の片岡に負けない活躍をしていただけに、ラッキーボーイ的存在の有無が明暗を分けたように思います。
シリーズのMVPは第4戦先発で完封勝利を挙げ、第6戦にわずか中2日の間隔で5回2/3を投げ、やはり無失点と完璧な投球を見せた岸が受賞しましたが、これは順当でしょう。どちらも岸が失点すればそのまま巨人に流れが傾いていたであろう状況で、見事なまでに得点を許しませんでした。結果だけではなく投球内容も、緊迫した場面で緩いカーブを投げて三振を奪うなど、プロ入り2年目とは思えないような度胸の良さと制球力が光りました。シーズン中も活躍していた投手ではありますが、これほどの完成度が高い投球は見せていなかったと思いますからね。
今シーズンの西武は守備や戦術はどちらかといえば荒削りで、試合中に目立つミスも多いチームでしたが、勢いで最後まで首位に座り続けた印象があります。来シーズンにこれほどの強さを発揮できるかといえば難しいような気もしますが、今シーズンに限っていえば1年間を走りきるだけの勢いがあったのは素直に賞賛すべき事ではないでしょうか。
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日本シリーズのニュースを見ていたら、イケメン渡辺が、ただのハゲオヤジ(失言)になっていて、微妙にショック。