audio-technica AT33R

at33r.jpg 先日の買い物ですが、オーディオテクニカ製MC型カートリッジ、AT33Rです。新品処分品で、価格は39,800円でした。

 この製品、実は2002年11月にオーディオテクニカの40周年記念モデルとして限定1000個発売されていまして、以前取り上げたAT-ART2000とは3年程度しか違っていないのですが、未だに在庫が多数あるという辺りが市場のニッチさを実感させてくれます。

#45周年モデルのAT33ANVも既に生産終了ですし...。

 それはともかく、自宅のリファレンス用途には前述のAT-ART2000があるので良いのですが、別宅のカートリッジがaudio-technica AT-ML170とOrtofon VMS-30MkIIしかなく、もう一つ上のクラスが欲しいと思っていたところでしたので、かなり高い製品ではありますが買ってしまったわけです。

 KENWOOD KP-9010+ONKYO P-308で聴いた限りでは、かなり万能型となっているAT-ART2000と比較するとAT33シリーズらしい繊細さが目立つ音です。特に最初の内はレンジ感もあまり感じられず、低域の重量感も全くないなど首をかしげるような音でした。

 しかし再生時間が1時間を超えた辺りから徐々にレンジ感が広がり初め、ローエンド・ハイエンド共に質感が増してきました。トータルで2時間も使っていませんので、本格的な評価はまだこれからということでしょうか。

 元々使っていたAT-ML170もVM型の割には細かい音が良く出る製品ではありましたが、AT33Rの細やかさは現時点でもそれとは別格に感じます。今後使う楽しみを感じる製品です。

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このページは、JIVEが2009年1月13日 22:07に書いたブログ記事です。

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