日本シリーズ終了
プロ野球の日本シリーズは、明日の第7戦を残して4勝2敗でセ・リーグ覇者の読売ジャイアンツが優勝しました。
シーズン中は隙のない野球を見せていたパ・リーグ覇者の北海道日本ハムファイターズですが、日本シリーズに入ってからはまるでロッテのような拙攻拙守を連発し、とても同一のチームとは思えませんでした。特に今日の試合では11安打を放っていながら完封されるという体たらくです。
巨人の方はシーズン中同様に先頭打者の坂本、2番の松本が上手く機能し、また谷をはじめとする伏兵も現れて実力通りの試合運びが出来ていたのが勝因でしょう。
一方の日本ハムですが、エースのダルビッシュや恐怖の9番打者金子の欠場が響いたという面もありますが、それ以上に短期決戦の中で頑ななまでに「シーズン中と同じ野球」にこだわりすぎたことが大きな敗因となっています。
結果としてはクリーンアップの稲葉、高橋、スレッジが試合を左右するチャンスをことごとく潰し、先頭の田中賢の出塁を活かすことが出来ていませんでした。特に稲葉は今日の第6戦では守備でも致命的なエラーを犯し、攻守にわたってチームの足を引っ張ってしまっていました。彼の性格を考えれば、当たっている小谷野と打順を入れ替え、プレッシャーを弱めるという選択肢もあったはずなのですが、梨田監督のコメントの中に「シーズン中と同じ野球」というフレーズがことあるごとに使われていた以上、臨機応変な策を取るという発想自体がなかったものと思います。
日本ハムの敗因を一言で表すと普段の野球が出来なかったということになるのでしょうが、これではこのチームに負けたパ・リーグの他チームが浮かばれないという呆気ない負け方です。
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