2月20日シカゴ東京公演2日目

 昨日は仕事帰りに駆けつけるという感じだったのですが、今日は休日ということでのんびりと車で東京国際フォーラムへ。駐車場が立地の割には安め(30分200円。有楽町駅目の前ということを考えればという程度ですが)なのですが、日曜の昼過ぎでもまだ十分空きがありました。電車で行くのに便利な場所ですから、車で来ようという発想が皆さんあまり無いのかもしれませんけどね。

 さて、肝心の中身についてですが、セットリストは昨日と同様だったので省略。ただ、演奏の出来も観客の盛り上がりも今日の方が上だったのではないかと思います。昨日は2階に空席が目立っていたらしい(私の位置からは2階は見えませんでした)ですが、今日は満員ということで、まだシカゴにも東京国際フォーラムを埋める程度の集客力は残っていることにある意味驚きました。日本での認識は完全に過去のバンドになってしまっていますからね。

 とにかく残念だったのが選曲で、最新でも「シカゴ17」(1984年作品)からの楽曲までしかなく、ようやく正式リリースとなった「Stone of Sisyphus(32)」や、21世紀に入ってから唯一の完全オリジナル作となる「XXX(30)」辺りから1曲ぐらいは演奏してくれても、と思ってしまいます。

 また、昨年突如脱退したビル・チャンプリンに代わって加入したルー・パーディーニは今回がシカゴの一員として初来日だったわけですが、元々実績のある人だけに演奏・歌唱共に安定した実力を示してくれました。ただ、本人はビル・チャンプリンの後継という意識が強いのか、無理にビル・チャンプリンの特徴をなぞっているように感じてしまう部分がありました。これはある程度回数をこなしていくうちに、彼本来の持ち味がもう少し前面に出てくれば解決するのではないかと思いますが。

 今回は70年代以来となる専任のパーカッション(ドリュー・ヘスター)を加えた編成だったのですが、これによって音にアクセントが加わって新鮮味が感じられたことは好感が持てました。ジェイソン・シェフの喉の調子はあまり良くなかったようですが、それでも全体では充実していただけに、選曲にもう少しアクセントが欲しかったという点だけが心残りです。確かに名曲の多い作品だったとはいえ、デビューアルバムから5曲はさすがに多すぎます...。

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