THOMSON CANOPUS EDIUS Neo2
昨日秋葉原を散策した際に買ってきました。トムソン・カノープス製ノンリニア映像編集ソフト、EDIUS Neo2です。処分品で、価格は9,980円でした。
今まで映像を編集する際には、随分前に購入したAdobe Premiere 6.0を使っていました。古くなったとはいえ、もともと高機能な製品だったのでそれほど不満があったわけではないのですが、DV映像を編集する辺りまでしか想定されていないので、HD映像を扱えないという重大な弱点がありました。今時の家庭用ビデオカメラはほとんど720p以上の解像度に対応していますので、その意味では本来のカメラ映像編集という用途には全く使えないということになってしまいます。
今のところ私がHD解像度に対応したビデオカメラを持っていないので、すぐに買い換える必然性があったわけではないのですが、折角安くなっているのだからと思って買ったわけです。
買ってすぐに役に立つ用途としては、PT2で録画したファイルの編集です。今までは簡単な切り貼り程度しか編集する手段がなかったのですが、飛躍的に自由度が高まりました。
ただ、その一方でPremiereに大きく劣っている点もあります。Premiereでは映像を作ってファイルに書き出す際に、WAVなど音声ファイルをそのまま映像に結合して書き出してくれますが、EDIUS Neo2では必ずエンコードされてしまいます。しかもプロファイル内で音声のフォーマットは必ずサンプリング周波数を48000Hzにしてしまいますので、44100Hzで作成したWAVファイルではサンプリングレート変換まで勝手に行われてしまうのです。手動設定によりサンプリング周波数を44100Hzに固定することは可能ですが、入力と出力が全く同じフォーマットの音声であっても強制的に再エンコードがかかってしまい、音質が大幅に劣化するのです。
最近ニコニコ動画に音声メインで頻繁にアップしているのですが、この用途にはEDIUS Neo2は使えそうにありません。再エンコードしていてもEDIUS Neo2の方が出力は高速なので本当はこちらを使いたかったのですが...。
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