Blu-rayはアナログ接続では見られなくなる
今年以降に発売されるBlu-ray再生機器は、アナログ出力(D端子、S端子、コンポーネント端子など)からHD解像度で映像を出力することが禁止されたそうです。具体的には、今月発売予定のPanasonic DIGAシリーズでは、アナログ出力端子からはBlu-ray映像は480iに固定されて出力されるように設定されていて、今後は他社も同様の処理を行うとのことです。
さらに2014年以降には、Blu-ray映像をアナログ出力すること自体が禁止される予定だそうです。ここで「Blu-ray映像」と限定して書いている理由は、Blu-rayレコーダーの内蔵チューナーによって録画されたHDコンテンツについては、従来通りアナログ出力端子からもHD解像度で出力されることになっているためです。
これはBlu-rayの著作権保護技術であるAACSの規定によるものだそうですが、どうにも理解しがたい制限です。確かに、今となってはブラウン管TVや、アナログ専用の液晶/プラズマTVでBlu-rayを見ている人はほとんどいないでしょうから、実害はそれほど大きくないとは思います。
ここでこの規制強化によって不利益を被るユーザー層を考えてみると、主にやや古いプロジェクターを使っている人ではないでしょうか。実は私もアナログ入力専用のリアルXGA対応プロジェクターを持っていますので、これに該当するのですが。
今のところ手持ちのBlu-ray対応機器はアナログ出力でもHD出力できますから問題にはならないのですが、PlayStation3辺りはファームウェア更新と抱き合わせで制限が導入される可能性がありますので油断できません。
プロジェクター用に単品のBlu-rayプレイヤーでも1台押さえておいた方が良いのでしょうかね...。
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もっとも、我が家にはHD画像を見ることの出来るデバイスが1台も無いので、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが(笑)