HPからwebOSのタブレット発表
米ヒューレット・パッカードから、買収したpalmが開発したスマートフォン向けOSであるHP webOS(旧名称はpalm webOS)を採用したタブレット端末が発表されたそうです。記事はこちら。
webOSを搭載したPalm PreはAndroid端末が本格的に市場に出回るよりも先に投入され、iPhoneのライバル最右翼として注目を集めていました。しかし、日本市場ではpalmの日本法人が消滅していたこともあり、端末が投入されることもないままでした。
その後急速にAndroidを採用したスマートフォンやタブレット端末が普及してしまったため、仮に今後日本市場向けに、本格的にwebOS採用端末が投入されたとしても、それほど大きな注目を集めることはないでしょう。一応別物ではあるのですが、ユーザー側から見た印象もOSそのものの成り立ちも、Androidときわめてよく似ていますからね。
webOSが唯一Androidと異なるのは、一応旧Palm OSユーザー向けの「Classic」というエミュレーターが用意されるという点です。もっともこれはあくまで予定であり、現時点では実物が存在していませんが...。
なお、旧Palm Sourceを買収したACCESSからも、Access Linux Platform向けにGVM(Garnet Virtual Machine)というGarnet OS(旧Palm OS 5.x以前)のエミュレーション環境が用意されていて、こちらは英語版のみながらβバージョンが提供されています。もっとも、未だにβバージョンと呼ぶことすら厳しい程度の完成度のままらしいですが...。
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