Intelが6シリーズチップセットをリコール
既に報道で騒がれていますが、Intel製の新Core i7/i5(LGA1155)対応のチップセット、P67/H67のSATA(3Gbps)に不具合があり、出荷停止並びに店頭からの撤去が発表されました。記事はこの辺りでご確認ください。
今回のCoreシリーズ(Sandy Bridgeと呼ばれている)は、特に倍率ロック解除モデルのCore i7 2600KとCore i5 2500Kの人気が高く、これらは入荷したそばから売れていくというほど好調な出足を見せていました。ところがそれを動かすためのマザーボードが店頭から完全に消えてしまったのですから、PCパーツショップへの打撃は相当なものでしょう。
P67/H67については、チップセットとはいってもどちらかというと以前のサウスブリッジ(ICH)の機能に主眼が置かれていますが、今回不具合があったのはSATAポート周り(供給電圧の設定ミスらしいです)で、シリコンレベルでの修正が必要なことから、供給が回復するのは4月以降となる見込みだそうです。この時期に決算を迎えるPCショップも結構あるはずなのですが、Intelの業績よりもPCパーツショップへの打撃の方が遙かに心配です。Intelには責任を持ってそちらへのケアを行って欲しいところです。
#主力商品なしで営業するしかないのですからね。
いっそのこと不具合が枯れきっているプラットフォームである、X58+LGA1366 CPUを安売りして乗り切ってくれれば面白いんですけどね。そうなれば私も予備でもう1セット買いますし(笑)
もっとも、個人的に期待しているのはIntelが回収・廃棄したはずのP67/H67搭載マザーボードが、なぜか秋葉原のジャンク屋に格安で並んでいるという光景だったり...。
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しかも「すぐに壊れるものじゃないから落ち着け」という説明をしているベンダーもあるらしいですが、供給電圧過多なので、デバイスが壊れても特に不思議無いわけで、対応も告知も何とかならないかと思ってしまいます。