生肉食中毒の話
実は5月2日から急遽香川県に出かけていて、昨日帰宅したところです。事前に告知しておけば良かったのですが、話が急に決まったもので...。
もっとも、移動を自家用車で行ったため、現地の滞在時間は1日半程度です。まもなく高速道路の休日1,000円が終了するので、その前の最後のチャンスでしたからね。このときのネタはいずれ公開できればと考えていますが、詳細はまだ未定です。
さて、私が出かけている間に問題が大きくなっていたのが生肉食中毒の話です。4月末に男児1人が死亡というニュースは出ていましたが、それが昨日までに4人と悪化しています。
そしてそのニュースを受けて事件を起こした「焼肉酒家えびす」以外にも、多くの焼肉店がユッケなどの生肉料理の提供を休止しているそうです。記事はこちら。
個人的には、今更感が漂いますね。そもそも客が火加減をコントロールする焼肉店では、焼肉に使う肉であっても生食に耐えうるものでなければ意味は無いはずですが、焼肉店に生食用の肉が納入されているという話などそうそう聞きませんから。
これは調べてみると食品衛生法など関連する法律に手落ちがあることが原因ではないかと思うのです。魚介類については生食用として供する場合の定義が非常に細かく書かれているのですが、獣肉については含まれてはいけない物質の定義ぐらいしかありませんから。もっとも、今回の事件はその中ですらで禁止されている病原性大腸菌が原因となっているのですから、同情の余地はありませんが。
「焼肉酒家えびす」の社長が言っている「他社でも使っている」というのは事実でしょう。今回生肉の提供を取りやめたほぼすべての会社は、たとえどう説明していようと加熱用の肉を生で出していたのはまず間違いありません。皆さん(なぜか)大好きな牛角などもまずその例から漏れないでしょうし。
#自信があるなら「ウチは違う」と言い切って提供すれば良いのですから。
#食べたい人はわざわざその店を選んで行くのではないかと。
焼肉屋の多くは「法は遵守している」=「法に規定がなければ倫理面の配慮はしない」という態度で営業してきたことが明らかになったわけで、企業としてのモラルは東京電力並みでしかないということでしょうか。
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