Windows7 XP Modeの活用法

 現在私が使っているPCはWindows XP SP3(当然32bit)とWindows7 Ultimate 64bitのデュアルブートとなっているのですが、普段はアプリケーションや周辺機器のドライバーの都合もあり、XPの方を主に使っています。

 地デジチューナーのBUFFALO DT-H50/PCIEについては動かなくても仕方ないとあきらめられる(別PC上のPT2からLAN経由で視聴可能なので)のですが、どうにも困るのが無線プリントサーバー経由でつながっているプリンター、Canon LBP-1110の64bit Windows対応ドライバーが存在しないということです。

 実は代替品のプリンターはとっくに用意してあるのですが、まだ正常に動作していて、トナー残量も十分のLBP-1110をあきらめる決心が付かなかったのです。

 もちろんWindows7上で作業していても、そのファイルをXP上で開き直せば印刷は出来るのですが、そのたびにWindowsの再起動というのもさすがに時間がかかります。

 そこで何とかWindows7 64bitからLBP-1110に出力できないかと考えていたのですが、Windows7 Professional以上であれば利用可能な、XP Modeを使ってやればある程度解決出来るということが判りました。

 実はプリンターがUSB接続であれば、この方法は割合簡単なのです。XP Mode側にプリンターをセットアップした後で、Virtual PC上のメニュー「USB」で接続されているプリンターを選択して「接続」を実行してやればWindows7側から使えるようになります。

 しかし、この方法はUSB以外の接続方法では使えません。LBP-1110はUSB接続機ですが、私のようにプリントサーバー経由ではUSB接続デバイスとは認識されませんので。

 そこで思いついた手段は、XP Mode側に印刷可能なアプリケーションを何かセットアップしてやり、Windows7側からXP Modeでそのアプリケーションを実行するというものです。私の場合はWindows7側にMicrosoft Office 2010がセットアップされていましたので、旧来との互換性確保も兼ねてXP ModeにMicrosoft Office 2003をセットアップしてみました。

 まず、XP Modeの方にプリントサーバーを介してLBP-1110を利用できるよう、プリンターのセットアップを行います。私の場合はNetHawk WP100を利用していますので、両方のユーティリティをセットアップして、テスト印刷を行い出力に問題が無いことを確認します。続いてXP ModeにはOffice 2003をセットアップします。この手順は通常のWindows XPと全く変わりはありません。

 XP Mode側へのセットアップが一通り完了したら、Windows7側のスタートメニューで「Windows Virtual PC」-「XP Mode アプリケーション」を開いてみると、先ほどXP ModeにセットアップしたOffice 2003のアプリケーションが加わっていることが確認できます。後はここから目的のアプリケーションを実行するだけです。あるいは目的のデータファイルを右クリックし、「アプリケーションから開く」で開くアプリケーションを(XP Mode)と記載されているものにすることでも、LBP-1110からの印刷が可能になります。

 CanonのCAPT対応プリンターは、LBP3000以降を除いて64bitドライバーは用意されなさそうですから、このような回りくどい方法で使うしかないようです。面倒ですが、それでもプリンターを入れ替えるよりはまだ納得は出来ますので。

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このページは、JIVEが2011年5月11日 21:53に書いたブログ記事です。

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