Chicago XXXIII O Christmas Three
先週から風邪の症状が全く改善しません。多少よくなりかけたと思うとまた体温が上がるという繰り返しですので。明日は仕事で外出の予定なので、下手に症状を自覚すると気力が持たなくなりそうで今日は敢えて体温を測ったりはしていないのですが、昨日よりは悪化している予感はします。
先に「XXXIV」というナンバリングのアルバムが出ていたので妙な気がするのですが、シカゴの通算33作目となるアルバムは、「25」「28」に続いてまたもクリスマスアルバムとなりました。
「28」までにかなり有名なネタを使ってしまっていたためか、今回の選曲はやや定番曲からは外れるものが多くなっています。ただ、ゲストとしてホイットニー・ヒューストンやシャリースの歌唱でお馴染みの「I Will Always Love You」の作者でありオリジナルシンガーでもある、ドリー・パートンのヴォーカルが楽しめるほか、アメリカの参加などが楽しめ、それなりにマンネリ化しない工夫はされているように思えます。
演奏・アレンジに関してはいつも通り手堅くシカゴ流の味付けがされているもので、これだけを聴いていれば満足できる水準の作品に仕上がっています。ただ、日本人の私からすればクリスマスソングばかり乱発されても、ありがたみが無いというのが正直になところで、せっかくの新作でもそれほど満足感はありません。
#この類の企画盤は、出せばそこそこ売れるというのが問題なのでしょうが...。
内容についても、やはりビル・チャンプリンを脱退により失った痛手は大きく、ヴォーカルの幅がやや狭くなってしまった感があります。新作が届いた満足感よりは先行きの不安の方を強く感じる作品になってしまったという印象です。
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