LYNX STUDIO TECHNOLOGY LynxONE
数日前の購入品ですが、LYNX STUDIO TECHNOLOGY製PCIスロット用オーディオインターフェース、LynxONEです。中古品で、価格は24,800円でした。
ちょうど日本では私の愛用品であるDigital Audio Labs CARD DELUXEとほぼ同クラスの製品という扱いで、音質的な評判も良い製品でしたので、一度は使ってみたいと思い奮発してみました。64bitのWindowsをサポートしないため、中古価格も下がってきていたようですし。
入出力がXLRコネクターであるため、ケーブルの調達は少々面倒でした。1mで数万円等というケーブルを買えるほど金持ちじゃありませんからね。結局サウンドハウスでXLR-フォンのケーブルとフォンプラグ-RCAピンの変換アダプターを購入して何とかオーディオPCに組み込みました。
CARD DELUXEと同じPCに装着しましたので、早速比較試聴してみましたが、驚くほど傾向は違います。LynxONEの音は一言でいうと「派手」なのです。ベースラインのタッチは明瞭でアコースティックギターの胴鳴りもよく出ます。この解像度の高さはやはり一定クラス以上のオーディオインターフェースならではといえます。ただ、エレキギターなどは倍音の部分が強すぎて主旋律がかすんでしまうような印象を受けますし、ハイハットやシンバルなどは響きの部分がかなり強調される傾向もあります。
そして最も気になったのが中高域に必ず出来る妙なピークでしょうか。この部分が強調されていることが倍音の強さとつながっているのでしょう。出来の悪い密閉型ヘッドフォンで感じられるような帯域のピークで、これはあまり好ましいものではありません。
一般的なサウンドカードなどと比べれば押し出しが強いようにも感じられるCARD DELUXEですが、LynxONEと比較するとむしろ地味な音という印象です。これといって強調感が感じられないため、ざっと聴いただけではLynxONEの方が高音質と感じる人も少なくはないでしょう。ただ、ソースへの忠実度はCARD DELUXEの方が上と思います。
CARD DELUXEと同等以上のオーディオインターフェースに出会うことを期待してこの類の製品をあさり続けているのですが、今のところこれを超える満足度の製品には出会えていません。もっと金を使えれば別なのでしょうが、今のところ購入価格は全て3万円以下という価格帯ですからね...。
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