Pioneer BDP-430

 本日の買い物は、パイオニア製BDプレイヤー、BDP-430です。通常新品で、価格は8,082円でした。

 個人的に単品BDプレイヤーの必要性はあまり感じていなかったのですが、パイオニア製のこの類の製品は案外オーディオ機器としてしっかり作られているという印象があり、CDの再生品質に期待して買ってきたのです。

 元々DVDプレイヤーのDV-610AVを使った際に、Victor XL-Z621と比較しても互角以上と感じていましたので、少し高いクラスとなるこのBDプレイヤーであれば少なくともDV-610AVと同等以上の音は出してくれるだろうと期待していたのです。

 たまたまその場に同じCDが2枚ありましたので、BDP-430とXL-Z621の両方に同じCDをセットしてプリアンプに接続し、切り替えながら聴いてみました。

 すると一聴して判るのは低域方向の違いで、重量感や重心の低さでBDP-430の圧勝です。DV-610AVでも質的には悪くなかったのですが、BDP-430と比べると明らかに音が軽かったことが判ります。

 中域方向はパイオニアの安めの製品らしく比較的あっさり目の表現となりますが、余分な付帯音がついて回る印象があるXL-Z621と比べて空間がスッキリとする印象があります。高域方向の透明度や緻密さもBDP-430が優位です。

 買ってきて1時間も使わないうちの視聴でしたから、BDP-430の方はややスムーズさに欠けるような印象はありましたが、これもエージング等の効果で落ち着く可能性が高いのではないかと思います。

 総じて見れば1万円でお釣りが来る程度の格安BDプレイヤーでありながら、オーディオ機器として評価に値するような音が出てきていることをまず褒めるべきということでしょう。うまく手を入れていけば十分CDプレイヤーとして評価できるレベルに達する可能性もあります。

 マルチメディアプレイヤーとしては使い勝手に難はありますし、せっかくオーディオ的に高い実力を持っていながらUSBメモリ等からWAVファイルを読めないなど首をかしげたくなるような仕様も気にはなりますが、それでも十分に良く出来た製品だと思います。

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このページは、JIVEが2012年7月 8日 20:35に書いたブログ記事です。

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