東日本大震災から2年
実は3月11日というのは親の誕生日なので、元々忘れようにも忘れられない日なのですが、2011年の3月11日はそれ以上に忌まわしい記憶として忘れようのない日となってしまいました。言うまでも無く、東日本大震災が発生した、その日です。
本当に被害が甚大だった地域では未だに何も解決しないままの部分も多くありつつ、直接身を以て被害を受けなかった人たちは既に何事もなかったかのように、早く原発を動かせと言い出す辺り、喉元過ぎれば熱さも忘れるとはこのことなのでしょう。原発そのものの是非は議論する余地はあろうかと思いますが、反省も何もないまま動かすことだけに邁進するという姿勢はいかがなものでしょうかね。
それはさておき、国内でのチャリティー活動も地道には続いているのですが、敢えてこの時期を選んで海外の大物アーティストが来日公演を行いました。それがJOURNEYです。
今日は今回のツアー初日、東京公演でした。この光景はWOWOWがBSデジタルで中継を行ったほか、全国のワーナー・マイカル・シネマズで中継上映される形でも公開されました。被災地の劇場では無料公開、他の地域での入場料は全て寄付に回すというチャリティー公演の意味合いが強いものです。また、被災地の地方TV曲ではこの公演は後日放送されるようになっているとのことです。
JOURNEYは元々アメリカのバンドではありますが、現在のリードヴォーカリストはフィリピン人のアーネル・ピネダであり、アジア出身者がいたことが今回の企画に繋がった大きな理由ではないかと思います。
生憎今回はアーネル・ピネダの喉のコンディションは決して良くありませんでした。それでも元々桁外れの実力の持ち主ですし、少しだけキーを落としたりすることで何とか乗り切っていましたが。少し残念だったのは放送枠の心配があったためか、アンコールがわずか1曲で終わってしまったことです。メンバーの技術にはいささかの不安もないバンドですから、もう少しじっくりと聴かせてくれればと思ってしまいます。
原発事故後、日本には近寄らなくなった欧米の有名人も少なからずいるのは事実ですが、今回のJOURNEYやシンディ・ローパーのようにわざわざチャリティー活動のために来日してくれる人たちもいるわけで、日本に住む人間としては心強く思います。
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