audio-technica ATH-CKM99
通販の注文品が昨日到着しました。オーディオテクニカ製カナル型インナーイヤーフォン、ATH-CKM99です。新品で、価格は3,980円でした。
以前から何度か書いていますが、私はカナル型のインナーイヤーフォンは嫌いで、今まで殆ど使ったことがありません。先日300円につられて買った、UltimateEars UE100と、半カナル型といわれるBOSE inner-earphonesがある程度です。
ただ私が嫌いかどうかに関係なく、今は発売されるインナーイヤーフォンは格安品を除き殆どがカナル型です。愛用しているATH-CM7系が修理不能となってしまったら、インナーイヤーフォンは必然的にカナル型を選ばざるを得ないでしょう。
そこでATH-CM7とほぼ同等の価格帯で発売されていながら、妙に実売価格が安かったこの製品を試しに買ってみたのです。
ただ、そもそも大事なことを失念していました。この製品は「SOLID BASS」シリーズに属するものであり、重低音再生が売り文句(=低音増強型)となっている製品です。当然ながらここまで出さなくてもというほどに低音が出しゃばってきます。高域方向は思ったより良質なのですが、まだエージングが済んでいないこともあり少々きつさを感じます。まあ、これはしばらく使えば落ち着くレベルだと思いますが。
問題なのは中域で、どうしても今まで試聴などで聴いたことがある多くのカナル型同様に、声や楽器の質感が悪いのです。イヤーピースを通った音を聴いている以上当然だと思うのですが、この部分に文句を言う人があまりいないのが不思議なところです。
基本的な音質自体は、今まで聴いた普及価格帯のカナル型の中ではまずまず良好な方といえるのですが、何しろあまりに低音の量が多すぎてバランスは崩れてしまいます。低音が出ている=良い音という考えの人であれば満足できるのかもしれませんが...。
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