約10万円でもCreativeなのか?

 昨日購入したE-MU APSですが、メインPCに導入してみました。というのも、このメインPCを使うのもあと数日で、GINA24は新メインの方に移設する必要があったので、移行期間の繋ぎとして使おうという魂胆なのです。

 メインPCの試聴環境はヘッドフォンのみですので、例によってemi2|6に入力し、そのヘッドフォン出力で試しています。

 昨日「10万円のLive!と叩かれた」という内容を書きましたが、音質的には当時のSoundBlasterシリーズとはやはり別物です。ただ、残念ながら価格からするとあまりに水準が低いというのは残念ながら事実ですが。以前Audigy2かなにかのレポートで読んだ表現なのですが、「とても高音質なラジカセというのが存在したらこんな音になるのではないか」という感覚です。

 SoundBlaster Live!よりはずっとフラットな特性ではないかと思うのですが、レンジ感はそれほど出ていません。低音も量はあるのですがやや腰高で、力感もやや乏しくなります。中高域では耳障りなピークが存在していて、ここで安っぽさを感じさせられてしまいます。この辺りの傾向は、以前掲載したE-MU 0202 USBとそれほど違いがないようにも思いますが、E-MU 0202よりは幾分安っぽさが少ないという程度です。

 残念ながらソースが高音質であればあるほど、emi2|6やGINA24との差を感じさせられてしまうという出来です。ここまでくるとCreativeの音質にも一貫したポリシーがあるのではないかと思わされてしまいます。一聴すると中高域のピークのおかげで派手な音に感じるのですが、例えば「Englishman in NewYork/STING」の冒頭に流れるサックスの音などで質感の低さが露見してしまうのです。この辺りの傾向はAudigy2やE-MU 0202 USBも全く同じですので。

 これも以前どこかで見た表現なのですが、「CreativeのDSPが生成する波形が既に間違っている」という説もあながち間違いではないような気がしてしまいます。

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このページは、JIVEが2008年4月16日 22:05に書いたブログ記事です。

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