サッカー キリンカップ 日本-パラグアイ

 結果だけを見ればスコアレスドローで、引き分け以上で大会優勝が確定する日本が逃げ切ったということになります。

 今回のキリンカップでの2試合は、今までの岡田ジャパンの試合と比べれば課題だけではなく収穫も見えたといえるでしょう。選手がそれに固執しすぎたきらいもあったものの、狭いスペースで相手のプレッシャーがかかっている中を細かなパスワークで抜いていくというシーンが何度かは見られました。もっとも、後半になると運動量が明らかに落ちて受け身になってしまうという弱点も2試合の間で変わりませんでしたが…。

 対コートジボワール戦については、相手があまり勝ちに行く姿勢を見せていなかったので評価しにくいものがあるのですが、今日の対パラグアイ戦ではボール支配率もシュート数も日本が上回っていたと思うのですが、それでも一歩間違えれば2~3点差をつけられての敗戦だったでしょう。シュートが枠に飛ぶことがあまりなかった日本に対して、パラグアイは少ない手数で決定機を何度か作り出していて、お粗末ともいえるようなシュートミスなどで辛うじて点を取られなかったというだけですからね。

 岡田監督の指揮内容については、山瀬偏重が無くなれば今回は選手起用などを含めてまずまずだったのではないかと。今大会で代表デビューしたDF長友のスピードやスタミナがこのレベルの相手にも通用したことや、中澤抜きでもDFがまずまず機能したことは大きな収穫です。

 ただ、ようやくチームとして機能しだしたのは結構なのですが、来月はワールドカップアジア地区3次予選の残っている4試合が全て実施されます。日本が苦手とする中東勢との対戦でチームがきちんと機能するかはまだ不安が残るところです。

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このページは、JIVEが2008年5月27日 22:24に書いたブログ記事です。

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