Skinny Boy / Robert Lamm
先日購入した、シカゴのロバート・ラムが1974年に発表した初のソロアルバムです。今回購入したのは通称「Skinny Boy 2.0」と呼ばれる、ボーナストラックが大幅に加わっている2006年リリースの再発盤です。この作品についての詳細は私が書くよりも、「Chicago Navi」さんの「Discography」の内容を参照された方がずっと良いかと思いますので、リンクを張っておきます。
1974年のオリジナル盤を聴いたことがないので何ともいえない部分はあるのですが、当時のシカゴのアルバムに近い音質傾向ではあるものの、それよりは現代的なテイストを感じる音です。詳細データは公表されていないので何ともいえませんが、おそらくはリマスターされているのでしょう。
内容については、一言で言うと良くも悪くも彼の「若さ」を感じるというところでしょうか。後の楽曲の源流となる要素を感じさせる部分は随所に見られるのですが、まだまだ荒削りで、あの「Subtlety&Passion」のような圧倒的な完成度は感じられません。声質も個人的には後年の太さと渋さが増した方が好きなので、この頃の若々しい声を聴くと何となく物足りなさを感じてしまいます。
とはいえ、彼の若い頃の感性が詰め込まれているという意味で、実に貴重な作品であることは事実です。当時シカゴのヒットメイカーであった彼のソロ作品が、この後実に20年近くも発表されなかったというのは、当時のファンには全く想像できなかったのではないでしょうか。
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