CHICAGO and EARTH, WIND & FIRE LIVE at the GREEK THEATRE
かなり以前から発売されていたのですが、どういう訳か店頭で見かけることが無く買っていなかった作品です。Amazonで頼もうとしても品切れになっていたりして、タイミングがどうも悪かったわけで。
本当はHD DVD版が手に入れば面白かったのですが、あいにく見つかったのはDVD版のみでした。
さて、それはともかく2004年に開催されたシカゴとアース・ウインド&ファイア(EW&F)のジョイントツアーの模様を収録したDVDです。オープニングで双方のメンバーが揃って3曲演奏した後、シカゴのメンバーがステージから降りてEW&Fが1時間少々演奏、その後両バンドのドラマーによるドラム・ソロを挟んでシカゴの演奏。さらに、アンコールで双方のメンバーが全員揃って6曲演奏するというステージ構成です。一応演奏の順序はコイントスで決めているのですが、ツアーの間常にEW&Fが先だったそうですから、コイントスは格好だけなのでしょう。
普段シカゴのライブというのは割とラフな部分があるのですが、このツアーでは実力派の競演相手がいるためか、割合引き締まった演奏を披露してくれます。持ち時間がどちらのバンドも1時間少々しかありませんので、選曲は普段からの定番ばかりでやや面白味に欠けるのですが、それでもこの作品の魅力を損なう要素にはならないでしょう。
圧巻なのは最後に演奏される「25 or 6 to 4」(邦題「長い夜」)でしょうか。実に計20人が一見奔放に演奏しているのですが、それでも演奏に乱れが生じない辺りは一流のプロならではでしょう。この部分を見られるだけでも、この作品を買う価値があるといっても過言ではありません。音質もリミッターの効き過ぎが気になる箇所が少々あるものの、これまでのライブ作品では最高水準といって良く、満足感の高い作品に仕上がっています。
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