Palm、Palm OSデバイスの開発を終了
少し前のニュースとなりますが、PalmのCEO・社長の発言にこのような話があったそうです。折角なのでPalmFanの記事にリンクしておきます。
遂に来るべき時が来たという感じはしましたが、以前発表されたPalm Preが旧Palm OSとの互換性を全く持たないという時点で、Palm OSを完全に捨てたということは理解できていましたからね。
一応誤解の無いようにいっておくと、現在のPalmは単なるハードウェアデザイン屋であり、Palm OSは日本のACCESSが所有する旧Palm Source、ACCESS Systemsからライセンス提供を受けて使っているに過ぎません。今や弱小ベンダーとなってしまったPalmからすれば、機能面でWindows MobileやSymbianと比較して大きく見劣りするようになってしまったPalm OS搭載機のために、わざわざライセンス料を払い続けるメリットは感じられないでしょう。ACCESS Systemsが新Palm OSをリリースできていれば多少は違ったのかもしれませんが、LinuxベースになるといわれているPalm OS 7どころかCobalt OS(旧Palm OS 6)すら実機レベルでリリースできていない以上、独自開発に傾くのは当然といえるでしょう。
Palm Preで採用されたPalm Web OSの実機を見ていないので何ともいえませんが、非力でも快適だった古き良きPalm OSの伝統はここで完全に途絶えることになりそうなのが残念です。ACCESS Systemsからライセンス提供を受ける新たなベンダーが現れれば別ですが、今更そのような奇特なベンダーも現れることはないでしょう。
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