OPAMPのニセモノ?
今日は夕方に友人が中国から取り寄せたという怪しげなD/Aコンバータを持ち込んできたので、試聴していました。
基本的には、いずれも実売価格の割にはなかなか内容は充実しているのですが、実際に買って使うかといわれるかというと難しいものが多いという結論になりました。
その中に日本円で15,000円程度の、造りはなかなかしっかりとしている製品があったのですが、これの音質が妙に良くないのです。一緒に持ち込まれていた同価格帯の製品と比べても、明らかに2ランクは劣っているというほどでした。
構造は面白いのだからこれをもう少し改善できないかという話になり、何故かOPAMPが大量にあったのでその中からAnalog Devices製OP275を選んで差し替えると、これが劇的に向上するのです。ちなみに元々ささっているのはBurr-Brown製OPA2604ですから、決してそれほど悪いものではありません。
OPA2604がそんなに良くないのかという話になり、そこにあった別のOPA2604に差し替えてみると、これがOP275には劣るもののそれほど悪くもありません。
そして元々ささっていたOPA2604(写真左)と後からさしたOPA2604(写真右)とを比べると、外観からして何か違うのです。写真ではピントが右の方に合っているのであまり判らないかもしれませんが、側面や裏面の造形が違うのです。ロットが違うといえばそれまでなのかもしれませんが、音質の差も極端にあるということから判断すると、左の方がリマーク品(あるいは純粋なニセモノ)だという可能性が高そうです。
確かにOPA2604は実売価格が高い製品ではありますが、まさかこの類の部品にニセモノがあるとは...。
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