PineTrailとClarkdale
Intelから新世代Atom(PineTrail)の発売とグラフィックコア内蔵Core i5(Clarkdale)の発表が行われました。
以前からCPUがグラフィック機能を統合する方向に動いていたのは周知の事実ですが、やはり実際の製品が発売されるとインパクトは大きいものがありますね。
PineTrailについては既にMini-ITX規格のマザーボードも発売されており、Intel純正でデュアルコアのAtom D510を搭載するD510MOで実売価格は8千円台と、従来のデュアルコアAtom搭載機であるD945GCLF2とほぼ同等の価格ラインに収まっています。むしろ発売直後の価格同士で比較すればD510MOの方が安いくらいです。
機能面で比較すると、メモリスロットが2本となった代わりにパラレルATAコネクタが廃止されたようですね。汎用のクライアントPCというよりは、常時稼働のファイルサーバや特定用途専用のクライアントで使われるべき製品なのですから、これは改善と解釈出来るでしょう。完全なファンレス設計となっているのも大きな進化です。
性能を問うような種類の製品ではありませんが、それでも945GC+ICH7と比べれば性能の底上げも期待出来るでしょう。私がD945GCLF2を使っているようなPT2を使った録画サーバなどには丁度使える程度に仕上がっているのではないでしょうか。通常の地デジチューナーなどではHDCPサポートの問題が出てくるでしょうけどね。
一方のClarkdaleについては、まだ店頭には並んでいませんがImpress PC Watchで各種ベンチマークなどが掲載されています。リンクはこちら。
将来的なメインストリームはこの形になるのかもしれませんが、現時点で私が欲しいかといえばそれはNOですね。この類の製品が出始めることで心配なのは、NVIDIAの商売が成り立つのかという点です。AMD(ATI)の製品にはどうしても不確実な印象がつきまとうので、何とかNVIDIAにも頑張って欲しいのですが...。
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もっとも、私は既にD945GCLF2で組んでしまいましたし、今更環境構築し直すのも面倒なので壊れるまではこのままでしょうけど…。