恣意的な書き方
今日のYahoo!トップページのトピックスに「新宿にヤマダ電機がオープン、並んで分かったセール品の"賢い"入手方法」と題する記事が掲載されていました。元記事は日経TRENDY NETのこちらに掲載されています。
まあ、内容についてはごく当たり前の内容です。ヤマダ電機のオープン特売が一般人に購入できないシステムなのは過去10年以上全く変わっていませんから。強いていえば記事では「始発電車で行っても買えない」と書かれていますが、実際にはそれどころではなく、3日前から泊まり込んでも転売業の集団でなければ買えません。まあ、それを知らずに並んでいる人は普通の素人なので、彼らより先に乗り込んでも整理券にはありつけないわけです。
記事の内容についてはそれ以外に特に文句はないのですが、この記事を書いている白石氏には大いに文句があります。
彼は普段日経トレンディなどの連載に特価品情報を載せていますが、それ以外のネタは自らが運営する「やすウマ」という掲示板に書き込んでいます。ここを見ている限り、もはや彼はヤマダ以外に興味がないのではないかと思うほどに、ヤマダのLABI各店やツクモ(現在はヤマダ傘下)の情報ばかりを書いています。ヤマダであればLABI津田沼まで遠征してくるのに、その近隣の販売店はろくに調べていないとしか思えません。
普段自分の書込で「ヤマダだけが安い」という印象をさんざん植え付けているにも関わらず、上記「やすウマ」にヤマダのセールへの批判が続くと、以下のようにコメントしています。
<!-- 引用ここから
ヤマダ側の対応がグダグダで不公平な販売であるのは、2chを始めとした
掲示板から周知の通りですし、それを改める様子もないことは明らかです。
それでもタイムセール品を目当てに買い物したい人は行けばよいし、
付き合いきれないと思えばヤマダ電機に行かなければよいだけの話です。
もっとも一般的な消費者は広告効果に騙されて、今後も不運な目に遭う
ことには違いないです。それをネット上から声を上げたところで、
態度を改める普通の企業ではないことは皆さんもよくおわかりのはずです。
引用ここまで -->
ヤマダの姿勢を批判するのであれば、彼も物書きであるなら自分の文章でそれをきちんと読者に示すべきなのです。「皆さんもよくおわかりのはず」と書いていますが、それは業界動向を知るある程度熟練したユーザー層の話であり、読者全体の共通認識が成立しているわけではありません。
仮にもプロの物書きであり、価格情報という販売店のイメージを大きく左右するテーマを扱うのであれば、私のような素人がブログに書く文章とは違った公平さがあって然るべきだと思うのです。それが出来ないのであれば、所詮は特定業者の提灯記事といわれても仕方ないのではないかと思うのですが。
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