自分向けのAccess2010メモ

※今回は単なる忘備録です。公開向けの内容ではありません。

 Microsoft Office 2010が発売となり、当然Accessも2010になったわけだが、結構困る事態がいくつか。

・カレンダーコントロールのサポートが無くなった

 今まではほぼAccess2000かAccess2003で作っていたので、一部顧客の要望で日付入力をMSCAL.OCXを使ったカレンダーコントロール経由にしていたものがある。Access2007では日付選択コントロールがアプリケーション側に内蔵されたものの、引き続きOCXでのカレンダーもサポートされていた(らしい。2007はほとんど使っていなかったのでよくわからない)

 ところがAccess2010ではOCXが同梱されなくなったので、旧バージョンのAccessが導入されていない環境にAccess2010をインストールすると、起動時にエラーを吐いてカレンダーコントロールが配置されていた部分が空っぽになる。しかもSQL Serverをデータ元とするadp形式では、Access2000互換形式扱いとなるため、Access2007以降で内蔵された日付選択コントロールは使えないというおまけ付き。

・リボンインターフェースは改善されてもまだまだ使いにくい

 実はAccess2007ではこのインターフェースを見た瞬間に使う気を無くしたために、古いAccess2003にしがみついていたわけで。今回はadpの接続先がSQL Server 2008なので仕方なくAccess2010で設計しているわけだ。

 このインターフェース、設計側も考えて操作の性質から判断してメニュー構成を決めているのだとは思う。ただ、WordやExcelならまだしも、AccessでDBを設計する作業が機械的に同じ動作を繰り返すようなルーティーンワークになるわけではなく、逆に必要なもの同士がメニュー上大きく隔たっているという状態。いっそのこと、その場所に関連する全ての動作を右クリックにまとめてくれておいた方がよっぽど親切。

・SQL Server 2008の新規追加データ形式を「制限付きで」サポート

 これもなまじサポートされているのが困ったところ。制限がついているものだから全てをAccessで処理できるわけではない。Access側から関数に食わせてやっても上手く動いてくれなかったりしてむしろ厄介。

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このページは、JIVEが2010年6月22日 22:38に書いたブログ記事です。

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