オーディオメーカーがUSB DACを作った
以前私がこのブログで「SONY辺りが5~6万円程度でUSBかFireWireのオーディオI/Fを作れば十分売れるのでは」と書いたことがありましたが、ハイエンドメーカーのLUXMANからもう少し高級価格帯にUSB DAC/DDC/ヘッドフォンアンプという形で発売されるようです。記事はこちら。
Burr-Brown製のPCM1792Aを自慢している辺りは少々不安なのですが、LUXMAN辺りのメーカーが中身を見たらがっかりするほどひどい製品を作るともの思えないので、写真ではある程度しかわからないもののそこそこ金は掛かっているように見えます。
国産オーディオメーカーで、オンキョーを除いてPC接続用のオーディオ機器にきちんと取り組んでいるメーカーはまだあまりない(YAMAHAやMarantzは今期の新製品でネットワーク接続メディアプレイヤーは発表しましたが)ので、ハイエンドメーカーとしての知名度があるLUXMANが取り組んでくれたことは大いに評価したいと思います。私が買える辺りの金額にはならないのが残念ではありますが...。
ただ、仕様面で少々疑問なのは、Windows/Macintosh共にOSの標準ドライバーで動作可能と書かれている点です。というのも、標準ドライバーで動作するチップはある程度限られてくるわけですが、以前Styleaudio製のUSB DACを自宅で試した際に、PC用オーディオI/Fのデジタル出力経由の音質とUSB接続時の音質とを比較してみると、前者の方が圧倒的に良かった経験があるためです。この部分がカスタム設計でないとすると、仕様ではこのStyleaudioの製品に近いものとなる可能性が高いのです。
このときにはCardDeluxeの同軸出力に適当な細いビデオ用OFCケーブルで繋いだだけだったのですが、それでもUSB経由と比べると全ての要素で上回っていました。LUXMAN辺りのメーカーであればきちんと試聴を重ねて発売していると思われますから、杞憂だとは思いますが...。
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