"Canopus"の名称が消滅
PC-9800シリーズを使っていた人には、高性能なウインドウアクセラレータでお馴染みだったカノープス。2005年にフランスのトムソングループのグラスバレー傘下に収まり、トムソン・カノープス株式会社という名称に変わっていましたが、グラスバレーが独立したことで法人名が変わり、本日からグラスバレー株式会社となりました。
PC-9800シリーズでは主にMate-A用のローカルバス向けウインドウアクセラレータでお世話になり、さらに私が初めて組んだPC/AT互換機でもPWR128P/4VC(RIVA128搭載のPCIスロット用ビデオカード)を使ったりと、以前は何かとお世話になったブランドです。
ただ、ウインドウアクセラレータやビデオカードから撤退してしまったあとは、それほど馴染みがなかったのは事実です。ここ数年はアナログテレビキャプチャーボード、MTV1000(ジャンク品)を地デジ導入前に使っていた程度でした。このMTV1000やオプションパックのXPack2が、私が使った最後のカノープスブランドの製品となりました。
ちなみに現在はグラスバレーブランドに変わったあとのビデオ編集ソフト、EDIUS Neo2はこのPCに導入されているのですが、カノープスブランドはもう残っていないんですよね...。
ただ、カノープスブランドで発売されていた旧製品のサポートソフトは今のところ商号変更前と変わらず残っているようで、その点は安心できます。もっとも、ビデオカードはSPETCRAの名称が付いたもの以降しかサポートされてはいないわけですが...。
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お世話になったような・・・・
そういえば、9821系のローカルバス(928LBだっけな?)のアクセラレーターって、非純正品はかのぷー以外出ましたっけ?
それにしても、かのぷーがなくなるなんて想像できませんでした。
1990年ごろの勢いが信じられないですね。
お値段高め、というイメージだけが残ってます・・・
非純正としては、Canopus以外にも住友金属、BUFFALOから出ていた製品は私も実際に所有しています。実物を見たことはないのですが、サピエンスからも86C928搭載品が出ていたような記憶もありますが…。
>お値段高め、というイメージ
実際に高かったですね。私が持っていたのはほとんどジャンク上がりだったものでしたし。割合古くから持っていたPowerWindow928IILBはケーブル欠品の2,480円(当時の相場は1.5万円前後)、PWR128P/4VCは無料ジャンク箱(後継のZXR128シリーズ発売前後のタイミング)、MTV1000も800円(当時の相場は7~8千円)ジャンクでした。それくらいの出物出なければまず入手できていませんでしたね…。