NEC PC-PTOS 3.0
色々問題は山積みの状況ではありますが、あまり私が真面目な文章ばかり書いていても仕方ないので、久しぶりの珍品展示を掲載します。
PC-9800シリーズユーサーでも馴染みのある人はそれほど多くないと思われる品です。私も実物を見たのは、これをいただいたときが初めてでした。
簡単に言うと、NECがかつてN5200シリーズ用にリリースしていたPTOSというOSを、PC-9821シリーズで動作するように移植したものがPC-PTOSであり、Ver 3.0は割合最近(といっても10年以上経過していますが)のバージョンで、Mate-Rシリーズにまで対応しています。
私が以前さんざん手こずっていたのはPC-9821As2/U8PプリインストールのVer2.0だったのですが、Ver3.0になるとPTOSとしての見た目の動作はそれほど変わらないものの、内部的にはかなり進歩しているようですね。
ちなみにこの品は、とある事務所の倉庫から出てきたもので、廃棄となると言うことなので救出してきたのですが、現時点まで未開封のまま保管されています。まだ対応の本体のストックはあるはずなので、そのうちインストールして遊んでみるのも良いかもしれません。
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オンラインソフトを開発していました。
PTOSはNECオフコンOSのITOSに近いOSです。
ITOSの後継はA-VXという名前で現役です。 PC9821 XaやRaシリーズのCD-ROM付ならうまく
インストールできます。
CUIですが、ジョブが4多重可能で、当時のパソコン
よりも処理が早かったです。
ただし、通信や制御系はRS232Cの制限で遅かった
です。
FDDのコードがEBCDICで、記録密度も1.25MBという
汎用機向けの仕様になっています。
汎用機の知識があれば、なかなか面白いマシンです。 当時、汎用機と通信をさせるにはWindows系よりも
安定性が高いのでサーバー並みに信頼できたマシンでした。
結局、伯父が使っていたPC-9821As2/U8P(中身はSC-9821Aに交換済み)は、最後には私の手元に来ています。あの後は色々触ってみようと思いつつ、意外と時間がとれずに完全に放置状態となってしまっていますが…。
今となってはPC-PTOSどころかMS-DOSですら、使っている人はほとんどいない世の中になってしまいましたからね。せめてMS-DOS環境が残っているRv20だけはきちんと残しておこうと思っています。