外食はこれで良いのか?
夕飯時にたまたま流れていたTVで、最近急速に店舗数を増やしているうどん店「○亀製麺」を取り上げていました。わざわざ料理評論家まで連れてきてほめまくるという徹底ぶりでしたが、どうなんでしょうね。
特にほめていたのが釜揚げうどんだったわけですが、私は以前これを一度食べてからこの店が嫌いなんです。
うどんの麺は確かに機械製麺のごく標準レベルは確保しているでしょう。本物の手打ちと比べるべきものでもありませんが。問題なのはつけ汁で、これは尋常ではないレベルの化学調味料を使っていますよね。私はこれを食べると喉が異様に渇くだけではなく、体にしびれを感じるほどです。
別に化学調味料を使うこと自体を全否定するつもりはありません。同じレベルの味を天然の出汁で本格的にとろうとした場合の手間やコストを考えれば、そんなことが出来るのは利幅の大きい高級店に限られてしまいますからね。
#もっとも、高級店でも平気で化学調味料まみれという店も少なくはありませんが。
ただ、味が良いと自慢するようであれば、それだけで味を作り上げるような手法はやめるべきです。うどんだけではなく、ラーメン店でもお好み焼き屋でも、果ては回転寿司に至るまで、人気のある外食店は、味の根本が既に化学調味料そのものというものがあまりに氾濫しすぎているように思うのです。
先日は某お好み焼きチェーン店で食べた翌日に、大手の回転寿司屋で食事をしたところ、感じられる後味が全く同じでがっかりしたこともあるほどです。
ただ、これは店だけが悪い訳ではありません。ほとんどの客が単純に化学調味料が濃い料理を美味しいと表現してしまうわけですから。私が比較的頑張っていると評価している店の多くは、世間的には「味が薄い」とか「不味い」と表現されてしまうますし。
私自身、自分で料理を作るときに化学調味料を使うことはあります。なんといっても楽ですから。ただ、外食で人気のある店のどこに行っても同じ味しかしないようでは、わざわざ外出して食事する楽しみがなくなってしまいます。
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化学調味料を使うのは問題無いのですが、美味しく使って欲しいなと思います。某ラーメンチェーンも化学調味料まみれのスープなんですが、以前環八沿いにあった店舗では店主が何か工夫しているらしく、他の系列店とは一線を画した味を醸し出していました。
その店、お気に入りだったんですけどつぶれちゃいました。
食べ物商売は人が沢山入らないとやっていけませんから、コストを下げたり集客の宣伝をするのは大いに結構だと思います。でも「味」を下げては本末転倒だろ?と思う所が多すぎるのが悲しい現実ですね。対価を払った分だけの満足感を得たいと思うのは間違いなのでしょうか・・・
http://www.gourmet-kineya.co.jp/search/list.php?gid=35&erid=21
やはり、2度目はない、ってレベルでした(汗
安価で提供するためには仕方ないのかも知れませんが、ダシが最悪でしたね・・・
ある意味、この一言に集約されますね。全く使うなと言っているわけではないんですけど、単純に食べにくい味にしてどうするのかと…。
>○亀製麺と似たようなシステムのお店
この類でそこそこ食える店って、まず見かけることはないんですよね…。ちなみに本場の讃岐では案外このスタイルの店は多くない(観光客狙いの店は除く)わけで。