投票先のない選挙
間もなく衆議院議員選挙が公示されますが、今回ほど何処に投票して良いかわからない選挙はなかった気がします。
宗教系などは論外ですし、泡沫政党はこちらが趣旨を理解するだけで一苦労でカバーしきれません。かといって、大政党はどれも方向性が怪しいという状況です。
巷の声では、あれほど政権を取ってから批判ばかりされていた、野田首相の言っていることがまともに聞こえてくるほど他の党が情けないというものも少なからずあり、現野党の力のなさが浮き彫りになっています。
いわゆるネトウヨはなぜか自民党の安倍総裁が大好きなのですが、総裁に返り咲いてからの短期間だけの発言を聞いていても、これに政権は任せてはいけないという危機感ばかりが募ります。少しは現実を見据えて欲しいところです。
日本維新の会は発足当初から元々危険な存在だと思っていましたが、老害都知事と合流してからは政策も発言も全く定まらず、もはや政党としての体裁すら整っていません。元々明確な政策は感じられませんでしたし、ある意味当然の展開ではありますが。
そして突如として発生した未来の党ですが、発言の聴き心地の良さは野党時代の民主党と全く変わらないものがあり、本当に政権運営に携わったら理想と現実のギャップで苦しむだけで終わりそうです。個人的には政策も賛同しかねる部分が少なからずありますし。
結局誰か/どこかの党には投票しなければならないのですが、候補者の誰に託しても希望が感じられない選挙というのも悲しいものがあります。白紙投票という手もあるにはありますが、個人的にはこれは自己満足に過ぎないと思っていますので。
結局は絶対に嫌な候補/党を外した上で、できる限り票が生きるように入れるという消極策を採用せざるを得ないようです。
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今回の選挙、世間の注目は高いですが、どこに投票すればよいのかわからない人が続出して、投票率が下がらなければよいのですが。
やはりここが心配の種ですね。投票率が下がるほど組織票のある連中が圧勝してしまいますから。ただ、下手にネトウヨに投票に行かれるのも困りものな訳で、どう転んでも見通しが暗いことに変わりはなさそうです。
こうやって見比べるとまだ民主がマシに見えるところが怖い…。