オーディオ業界にも「萌え」ですか...
取りあえず、こちらの記事をご覧ください。
まあ、最近はオーディオそのものが衰退してしまっていますから、間口を広げる手段としてアリだとは思いますが、庶民がちょっと背伸びした程度では「本格」オーディオには金銭的に全く手が届かないわけで、半端なシステムを取っかかりにしようとしてしまうと、逆に新規ユーザーを取り込む機会を失ってしまう気もします。
試みとして面白いとは思うのですが、試聴ソースを何もアニメ・声優系に絞らなくても良いと思いますけどね。それら「も」聴けるというのは良いと思うのですが。
人気が高く、音質にも定評のある試聴ソースとして挙げられているもののうち、私が持っているのは水樹奈々「深愛」だけですが、この曲の音質については残念ながらお世辞にも良いとは言えません。確かに全編に渡って使われているアルパの音は悪くないのですが、最近のJ-POPにありがちな恐ろしくダイナミックレンジの狭い、全ての音が平面的に入っているだけのものです。かつて第一家電向けに高音質盤を数々手がけていたキングレコードにしては、むしろお粗末な音質でしょう。
試聴ソースの写真を見ていると、この写真に「サイレントメビウス」のサントラからの抜粋廉価盤(意外と豪華な顔ぶれの海外アーティストが参加)が写っていますので、取りあえず水準を満たした音質のソースもあるにはあるようですが...。
個人的には記事の内容よりも気になったのは、書籍の文章を執筆したという岩井氏の写真です。私物でアニメ・声優系を集めたという熱心さの割に、着ているTシャツがJOURNEYの最新作「REVELATION」発売時のツアーで売られているもののように見えます...。
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水樹奈々やMay'n等の音響的なクオリティーは知りませんが、
より良い音で聞きたくて、ここで紹介されている10万円オーバーのシステムを買う人がそうはいない気がするのですが。
ただ、最近のソース(新しい曲だけではなく、過去の名作などのリマスターも該当)はmp3やAACにしてiPodで聴いたときにバランスが良くなるようにしているとしか思えないものが多く、クオリティの高いオーディオで聴いてしまうと逆にがっかりするのです。
オーディオはどちらかというとゆとりのある時代に似合う趣味だと思うので、今の時代に合っていないのではないかと、個人的には思っています…。