音楽: 2011年1月アーカイブ
先週のイーグルスに続いて、2週連続で海外アーティストを取り上げてくれました。もっとも、今回は日本でも急速に知名度を上げている、シャリースですが。
私は昨年のデイビッド・フォスター&フレンズの来日公演で既に生歌を聴いていますが、DVDで発売されている2008年の同じデイビッド・フォスター&フレンズの公演と比べても、圧倒的に存在感を増していることがはっきりと見て取れました。先日の来日公演では、ピーター・セテラの次でトリを努めていたわけですが、歌を聴けばそのポジションが素直に納得できましたからね。
そのときに披露した曲は私もそのときの感想記事で書いていますが、
・The Power Of Love (セリーヌ・ディオン)
・To Love You More (セリーヌ・ディオン)
・All By Myself (エリック・カルメン)
・I Have Nothing ~ I Will Always Love You (ホイットニー・ヒューストン)
という、いずれも元歌のレベルが極めて高いものばかりです。それでも素直に感心するばかりという内容だったのですから、シャリースの実力がいかに高いかはよくわかるでしょう。
今回は人間ドラマ的な要素も少し含まれていましたが、カバー曲だけではなくオリジナル曲もNHKスタジオで披露した模様も放送されて、内容にも納得できました。相変わらずもう少し時間が欲しくなるような短さではありましたが...。
書いている時点ではまだ放送中ですが、来日公演に先駆けてイーグルスの特集となっています。今回の来日公演はTBSが後援なのですが、NHKの方が密度の濃い取り上げ方というのが何とも奇妙ですが...。
SONGSは奇をてらわずに、割合素直に対象のアーティストを取り上げてくれるので好感が持てる番組なのですが、放送時間がせめて90分あればと思わされることが少なくありません。
今回は番組の最後を締める曲として「Desperado」を流しているのですが、てっきり「Hell Freezes Over」からの映像になるのかもと思っていたので、より新しい映像で流してくれたのはうれしいところです。ただ、ドン・ヘンリーの声に張りが無くなったことは実感させられてしまいましたが...。そもそも、明らかにアル中っぽい顔になっていますしね。
なお、次回のSONGSはシャリースを取り上げる予定とのこと。民放もこれぐらい頑張って音楽番組を作って欲しいですね。
来日公演といえば、解散を発表したものの、中心メンバーの一人であるマイク・ポーカロのALS(筋萎縮性側索硬化症)治療支援のために再結成したTOTOが、5月に来日公演を行うことを発表しました。東京公演は日本武道館の1日だけですが、今回はヴォーカルがジョセフ・ウイリアムスということもあり、チケットがとれれば是非観に行こうと思います。
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