音楽: 2008年8月アーカイブ

 元TOTOのヴォーカリストであったジョセフ・ウイリアムスが2枚同時発表した、カバーソング集です。SMILESの方は何度か中古盤を見かけましたのでそのうちの1枚を買ったのですが、TEARSは結局たまたま見かけた新品を購入しました。

 どちらも徳永英明の「VOCALIST」に近い企画の作品ですが、元の歌は男女問わずですし、演奏はピアノとヴォーカルのみというよりシンプルな構成ですから、よりヴォーカリストとしての力量が問われます。

 TOTO時代の「The Seventh One」辺りでの彼のヴォーカルは本当に素晴らしかったのですが、この両作品では声の力強さがやや失われたような気がします。十分に彼のうまさは堪能できるのですが、原曲の方もいわゆる名曲が多いため、それを越える出来になっているかといわれると厳しいというのが本音です。

 エリック・カルメンの名曲「All By Myself」を取り上げた辺りは素直に面白いと思うのですが、ホール&オーツの作品でポール・ヤングのカバーが世界的にヒットした「Everytime You Go Away」などは、ポール・ヤングの方が素直に良いと思います。

 かつてほどハイトーンで力強い声が出なくなっていることが、どうしても物足りなさを感じてしまう原因なのでしょうね。

 先日秋葉原に買い出しに行ったついでに、お茶の水にある中古レコード店などにも立ち寄ってきました。そのうち、中古ロック館で買ったCDの一覧です。

・TAMBU / TOTO
・The Heart of Rock & Roll / Huey Lewis And The News
・Fields of Gold / STING
・ARTISAN / 山下達郎

TAMBUは単純に割合安い国内盤があれば買おうと思って探していたアルバムです。あの名録音盤「The Seventh One」と聴き比べてみたいと思っていましたので、ソニーレコード発売の国内盤が欲しかったのです。

残り3枚は全て105~315円箱から選んできたのですが...。

「中古ロック館」ですから、一応洋楽専門の店舗だったはずなのですが、何故「山下達郎」が入っていたのか謎です。まあ、久しぶりに聴いてみたくなったので、結局買ってしまったのですが。結構古いアルバムではあるのですが、その後のavexなどから発売された大量消費型の音楽とは違って、今聴いてもそれなりに納得できるクオリティなのはさすがというべきでしょうか。

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