音楽: 2010年10月アーカイブ

 今回の来日公演は東京国際フォーラムの2日間だけということで、しかも前回から16年も経過していることも考えると、何とか観に行かないと後悔しそうだったので、強引に日程を調整して20日の公演を観てきました。出演者は次の通り。

・デイヴィッド・フォスター
・カナディアン・テナーズ
・ナタリー・コール
・ルーベン・スタッダード
・松田聖子(特別ゲスト)
・ピーター・セテラ
・シャリース

 ナタリー・コールやピーター・セテラは実績十分のベテランですが、残りのメンバーは松田聖子を除き現在売り出し中の若手です。ただ、いずれも実力はさすがでした。

 前日の19日には、松田聖子ではなくMISIAがゲスト出演していて、個人的にはこちらを観たかったです。正直言って、松田聖子は好きではないので...。

 ピーター・セテラがデイヴィッド・フォスターと一切関わりないシカゴの大ヒット曲「If You Leave Me Now」(邦題:愛ある別れ)を披露したのは意外でしたが、日本向けということを考えると映画「竹取物語」の主題歌として使われた「Stay With Me」の方がもっと面白かったかもしれません。ピーター・セテラは出演者の中で声のコンディションも最も悪く、本人も少し苦しそうな仕草を見せていたのも少々気になりました。歌った曲は有名なものばかりでしたので、観客は盛り上がりましたが...。

 ナタリー・コールの亡き父とのデュエット曲として話題になった「Unforgettable」が聴けたのも大いに満足でしたが、やはり最大の見所はシャリースでした。シャリースが披露した曲は次の通りです。()内は原曲を歌っていた歌手の名前となっています。

・The Power Of Love (セリーヌ・ディオン)
・To Love You More (セリーヌ・ディオン)
・All By Myself (エリック・カルメン)
・I Have Nothing ~ I Will Always Love You (ホイットニー・ヒューストン)

※実際には「I Will Always Love You」はホイットニー・ヒューストンがオリジナルではありませんが、彼女の歌唱で世界的ヒットとなったので、こう記しておきます。

 セリーヌ・ディオンとホイットニー・ヒューストンといえば、ポピュラー・ミュージック界において近年では最高峰の歌唱力を持つと思われる歌手ですが、シャリースの歌唱はオリジナルと比べても全く劣っていません。シャリースのオリジナル曲が無かったのは少々残念でしたが、それでもこの歌声を聞けただけで高い入場料も全く惜しくないと思ったほどです。

 公演の最後は出演者全員で「Earth Song」(マイケル・ジャクソン)を歌って終了。アンコールは用意されていませんでした。

 終わり方は少々呆気なさを感じましたが、途中のMCで客席と絡んでみたりと、随所に楽しませる工夫をしていたのもさすがで、2時間以上の演奏時間もあっという間に感じられました。出来れば19日分をどこかで放送してくれるか、DVDで発売してくれると嬉しいのですが、さすがに難しいでしょうかね...。

 朝外出先から戻ってきてTVを付けると、今日から始まるTVドラマの番宣を、主演俳優を呼んでしていました。ドラマには全く興味がなかったのでノートPCを広げてメールチェックをしていたのですが、すぐにその話が終わり「今日来た人はラッキーだ」という話を司会の小倉氏が始めたのです。

 それでTVの方に向き直ってみると、デイヴィッド・フォスターの手がけた作品を紹介し始めたのです。以前この番組で「デイヴィッドと出演交渉をしている」という話をしていた記憶があったので、もしかするとと思っているとやはり本人の生出演でした。そこで慌ててDVDレコーダーの電源を入れて録画開始。PT2のファイルサーバーを操作しているより早かったので仕方ないのですが、データを取り出す時点でDVDクオリティーに下がってしまうのが残念です。

 録画しつつ見ていると、少し遅れて入ってきたのは世界的に注目を集めているフィリピン出身の歌手シャリースで、デイヴィッドのピアノ伴奏で歌うとのこと。この人の歌唱力は圧巻で、全盛期のホイットニー・ヒューストンを彷彿とさせるものがあります。

 さらにシャリースが歌い終わった後で姿を見せたのは、シカゴの元リードヴォーカル/ベース担当のピーター・セテラでした。私個人はシカゴの曲としてそれほど好きなわけではないものの、80年代の洋楽としては名曲といわざるを得ない曲「Hard To Say I'm Sorry(邦題:素直になれなくて)」を、これも生歌かつフルコーラスで披露してくれます。ピーター・セテラはさすがに年齢的なこともあり、全盛期のような声は出ないものの、かつて「とくダネ!」のコーナー「朝のヒットスタジオ」で披露された往年のヒット曲を歌った歌手のほとんどよりは上手かったのではないかと思います。

 今回の番組出演は19~20日に開催される東京国際フォーラムの公演に合わせて実現したものですが、幸いなことにスケジュールとチケットの都合が付いたので、20日は私も観に行くことが出来ます。今日の生出演で、20日に向けてより期待が膨らみました。

 私の音楽的好みは'60年代後半~'80年代の洋楽が中心となっているわけですが、その割に'70年代~'80年代に圧倒的なレコードセールスを記録(これまでに全世界で計3億枚以上といわれています)し、伝説のバンドとなっているレッド・ツェッペリンの作品は1枚も持っていませんでした。

 もちろん曲自体は何曲か知っているのですが、名曲「Stairway to Heaven」(天国への階段)以外はあまりピンと来るものを感じなかったため、敢えてアルバムを買おうという気分にならなかったのです。

 先日リサイクルショップを覗きに行くと、CDやレコードが少し増えていて、しかも新規入荷分のほぼ全てが105円で売られていたのです。その中にこの作品があったため、ベスト盤であることからも入門用に丁度良いと思って買ってきました。

 取りあえず2枚組のこの作品を全て聴き終えての第一印象は、やはりこれまでと同様何かピンと来るものはありませんでした。ただ、多くの楽曲を聴いてみるとちょっとした発見はありました。

 曲の中のちょっとしたフレーズなどに、後のヒット曲に含まれる要素を感じることが出来るのです。現在でもロック・ポップス系の楽曲にビートルズ作品の要素がどこかに見受けられることが多くあるのと同様に、現在のハードロックの源流というべき存在なのかもしれません。

 ちなみにレッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジが最も愛用しているギターは、アニメ「けいおん!」で主人公の平沢唯が使用している「ギブソン・レスポール・スタンダード:チェリー・サンバースト」のオリジナルモデルの改造品だったりします。もっとも、ジミー・ペイジの所有品は'50年代製造のビンテージ品で、改造も加わっているので見た目も少し変わっていますが...。多分アニメでもこの辺りの有名ギタリストが使っていたことから主人公用に選ばれたのでしょうね。

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