スポーツ関連: 2011年2月アーカイブ

 以前から日刊スポーツのWebで、プロ野球界を去った人たちのその後を訪ね歩く「ニッカン今井でございます」というコラムが連載されていたのですが、今回の更新が最終回となるそうです。過去記事一覧はこちら

 現役時代に活躍して、それなりの名声を築いたような人は別ですが、ここに出てくる選手はどちらかというとそれほどプロ野球では目立たなかった人の割合の方が多くなっています。中には元巨人の仁志敏久のような一流クラスも含まれてはいますが...。

 ここで取り上げられた選手の中でも、個人的に思い入れがあるのは元西武・中日の鳥谷部健一でしょうか。

 彼は高校時代に千葉県の柏陵高校でエースだったのですが、当時は県大会からプロ野球・メジャーリーグのスカウトが視察に訪れるという存在で、まだ勢いだけで投げているという印象はあったものの、成長すればプロでも活躍できそうに見えました。私も彼のピッチングを見るために、特に縁の無い高校の試合を観に行ったほどでしたからね。

 高校卒業後はドラフト3位指名を受けた西武ライオンズに入団。潜在能力は当時の伊原監督に高く評価されていたものの、結局目立った成績を残せないまま2005年戦力外通告。入団テストを経て中日ドラゴンズに移籍するも、一軍での登板機会すら得られないまま2006年に戦力外通告を受け、プロ野球界から去って行きました。

 当時、千葉県内の投手としてはヤクルトで活躍した五十嵐亮太と並び称されていたほどの選手でしたから、何かが変わっていればプロでも十分活躍できる位の才能だったと今でも思っています。

 このコラムはそのようなプロ野球界で光の当たらなかったような選手の背景と、その後の人生を丹念に取り上げていて、読み応えがありました。終了してしまうのが残念です。

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