スポーツ関連: 2009年4月アーカイブ

 先日書いたときには12球団でダントツ最下位の防御率だったロッテ投手陣。今週に入っても相変わらず投手陣は打ち込まれていますが、それでも渡辺俊、成瀬が復帰した裏ローテーションは、表ローテーションの清水・小林・小野よりはかなりマシな成績になってきました。とはいえ、ローテーションが2巡した時点では、若い唐川だけが安定した成績といえるレベルですが。

 打線は大味かつ繋がりにも欠けますが、安打数は出ていて主軸の井口が機能していることから、何とか打ち勝つという試合も出始めてきました。今日はソフトバンクが敗れたこともあり、最下位ではあるものの同率5位に浮上です。

 ただ、今シーズンは野球の内容はともかくとして、千葉マリンスタジアムに直接見に行くことはあまりないと思います。現在のロッテ球団は現場・フロント・応援団の三者がいがみ合っている状態で、純粋に野球を楽しめる雰囲気ではなくなってしまっていますので。

 球団の身売り話も出ているそうなのですが、フロントはバレンタイン監督のシーズン途中解雇を狙っているためか、敢えて現場の足を引っ張る行動を続けていて、監督擁護派の応援団との小競り合いが至るところで見られるようになってしまっています。本気で身売りを考えるのなら、チームを強くして話題を作り、メディアへの露出も増やすなどして商品価値を上げる努力が必要だと思うのですが...。

 プロ野球開幕直前の戦力予想で、千葉ロッテについてこう書いていたメディアが結構多かったと思いますが、現在6試合を消化した時点での成績を見てみましょう。

・順位:パ・リーグ6位(2勝4敗0分)
・得点:34(パ・リーグ4位)
・失点:42(パ・リーグ6位)
・チーム打率:.315(セ・パ両リーグ通算1位)
・チーム防御率:7.41(セ・パ両リーグ通算1位)

 確かに12球団一ですね。防御率の高さがですが...。

 ここまでの6試合、先発投手の及第点の目安として6イニング以上3失点以内というラインを設定してみると、7回途中2失点で負け投手となった高卒2年目の唐川だけが達成していて、その他の投手は見るも無惨な結果です。中継ぎ・抑えに関しては未だに小宮山・高木の40歳台コンビが一軍のブルペンに定着している辺りで、いかに若い投手が育っていないのかは一目瞭然ですね。

 一方、打線の方はチーム打率の高さの通り、安打は良く出ています。ただ、その割に得点は低いということで、攻撃の効率の悪さも目立っています。まあ、奇襲以外に策がないバレンタイン野球では仕方ないのですが。

 先発投手は、怪我で出遅れた成瀬、WBC帰りの渡辺俊が合流すればいくらかは違うのかもしれませんが、ローテーションの頭3人(清水・小林・小野)は年齢から見てもこれからは力が落ちていく一方でしょうし、フロントが久保を無理矢理放出してしまったことでコマ不足がより深刻になってしまいました。

 実はとあるファンサイトで、2009年シーズンの順位予想の投票を受け付けていましたので、私は5位に投票しています。現実を見れば良くてもぎりぎり3位、順当に行けばむしろ最下位だと思っているのですが、若干の希望的観測を含めて5位としたわけです。結果がわかる半年後が楽しみなようなそうでないような...。

 今日はセ・パ両リーグ共に開幕日となりました。両リーグが同時開幕というのも珍しいのですが、全試合がナイターという例もなかなか珍しいものと思います。

 取りあえず、千葉ロッテ-埼玉西武が開催された千葉マリンスタジアムに行ってきましたが、平日ながら満員御礼が出るほどの人出でした。

 試合の方は観衆の盛り上がりとは裏腹に、何とも雑な試合で、進行速度も異常なまでの遅さでした。6回終了時に他球場の途中経過がバックスクリーンに表示されるのですが、その時点で他球場はほぼ全て試合終了となっていたほどです。

#試合開始時刻(厳密には開幕セレモニー)は全球場18:00でした。

 ロッテ先発清水は6回途中で3ランホームランを浴びてKOされるのですが、そのホームランの前までで被安打は既に11で、それでいて西武の得点はわずかに1でしたし、西武先発涌井も1イニングを除き全て得点圏にランナーを背負うという苦しい内容でした。15秒ルールなど厳しい締め付けで試合時間短縮を図っているNPBに反発しているような時間のかかり方です。

 新聞の順位予想などを見ていると西武とロッテで優勝を争うなどと予想している記事を見かけるのですが、個人的にはロッテがそれほど強いとは思えないんですよね...。

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