スポーツ関連: 2008年8月アーカイブ

 今日はちょうど仕事の合間でしたので、久々に千葉マリンスタジアムへ。実際にはAccess DB関連の仕事が残っているのですが、微妙に現実逃避ともいいます。

 さて、試合についてはある意味どうでも良いという感じです。今のロッテが上位を狙えるチームだとは思いませんからね。ただ、ロッテが誇るベテラン勢のプレーを楽しんだというところでしょうか。

 まずはこの方。

tkg48.jpg

 背番号が写っていませんが、48番の高木晃次投手。実はこの方、この試合の相手であった日本ハムの中嶋捕手(この試合では最終回に出場)と共にわずか2人となってしまった、阪急ブレーブスでプレーした経験を持つ現役選手なのです。2人とも1986年のドラフトで高卒選手として入団していますので、プロ生活23年目ということになります。実はこの方、連続登板無敗の日本記録を継続中でもあります。確かに元々ビハインドで登板することは多いのですが、今季はセーブも挙げていますし、地味ながら良い仕事をしてくれています。

 そしてロッテの最年長生え抜き選手のこの方。

hori.jpg

 背番号5番の堀幸一内野手。年齢では小宮山投手の方が上ですが、小宮山は途中横浜ベイスターズへの在籍期間やメジャーリーグ挑戦などもありますので、ロッテ一筋という意味ではこの選手が最年長ということになります。実は現在の日本球界では最も名球会に近い位置にいる選手なのです。(参考:名球会入会予定者

 今日の試合でも9回2死1,2塁という場面で代打として登場し、日本ハムの守護神マイケルからレフト前に鋭いヒットを放つという仕事をしてくれました。打球が速かったため、2塁走者が本塁までは帰ってこられず、同点打にはなり損ないましたが...。いずれにしても、これで名球会までヒットはあと205本まで迫りました。「ところでヒット205本って、打つのにどれくらいかかるの?」などと疑問に思ってはいけません。

 今日は髪を切りに行った以外には一日中仕事でした。というか、現在進行形です(苦笑) 明日もおそらく状況は変わらないと思いますが...。おかげで星野JAPANの無様な結末を見ることも出来ませんでしたので、ある意味よかったのかも?

 マスコミがここまでさんざん持ち上げていた星野監督をどう扱うのかがある意味楽しみですが、それは帰国後のお楽しみでしょうね。ほとんど光明が見えないままの結末でしたが、成瀬が立ち直りの兆しを見せてくれたことは収穫でした。初戦で決勝打を打たれてはいますが、あれは明らかに里崎のリードが間違っていましたし、それ以降は安定感を欠く投手陣の中で、点をやらない投球が出来ていたという辺りは光っていました。奪三振率も高く、今季ここまで欠けていたキレが戻ってきていることを感じさせてくれますしね。

 打差はでは唯一高い出塁率を見せて活躍したのが西岡というのも皮肉なところでしょうか。守備につかずDHで出場したことが好結果に繋がったのかもしれませんが...。ほとんどの選手が期待外れで終わった中で、里崎を除くロッテ勢が活躍してくれたことで、パ・リーグの終盤がより面白くなりそうです。

 日本の、というより日本プロ野球界の恥というのが正確でしょうか。いずれにしても、プロ野球界が持っている実力を比べれば負けるはずのない相手に完敗したのですから、恥といって全く差し障りはないでしょう。サッカーのように日本が挑戦者の立場である競技とは、訳が違うのです。

 今回の代表チームはWBCのときよりも人選での制約はずっと少なかったのですから、選び方を間違えなければこれほど弱いチームは作れません。代表選考でどうしても納得できなかったのは里崎と森野、そしてコーチ陣でしょうか。ろくにコーチングできない田淵や山本を連れて行くなど、勝てば洒落で済みますが、負けては単なる人事権の乱用です。

 少なくとも今季の内容で判断するのなら、里崎を連れて行く意味がわかりません。元々リードは三流で今季になってようやくインサイドワークの意味を少し理解しかけた程度の捕手なのですから、バッティングで圧倒的な活躍が見込めるのでなければ選ぶ意味がありません、ところが今季の里崎は、打撃でもきわめて確実性が低く、ロッテの試合でも里崎が捕手で出ている試合に、控え捕手の橋本がDHで出場することもあるほどでした。一人確実なリードとブルペンコーチを出来る捕手という意味で、日本ハムの中嶋が欲しかったですね。

 まして森野に至っては、何故この役目にソフトバンクの松中を選ばなかったのか理解できません。松中は一塁手でも外野でも取りあえず守れますし、今季は打撃も調子をかなり取り戻していました。昨年の印象で選ばなかったのでしょうけどね。

 投手陣についても、ロッテとしては助かったのですが渡辺俊介は外すべきではありませんでしたし、ビハインドでも試合を壊さないタイプの中継ぎを一人入れておくべきだったのではないかと思います。私なら日本ハムの建山辺りを候補と思っていました。

 そして私としても計算外だったのが村田の不振でしょうか。もう少しは打ってくれると期待していたのですが、どうせ確実性がないのなら勢いのある西武の中村(おかわりくん)のようなタイプの方が本番に強そうです。

 前にも少し書いたと思うのですが、星野監督はあまりにパ・リーグについての知識がなさ過ぎました。自分と関係の深い中日や阪神しか見ていなかったように思えます。取りあえず日本の全プロ野球ファンに土下座して謝れといいたいです。

 仮に決勝トーナメントに進んで金メダルを獲得したとしても(その可能性はきわめて低いと思いますが)、韓国に惨敗したという時点でこの五輪代表チームは恥です。野球界の実力では総合的に観てまだまだ日本の方が上なのは間違いありませんからね。

 アジア最終予選の時にはもう少しマシなチームだったと思うのですが、今の代表チームは日本野球の特質を全く生かしていないチームですから、キューバなどの本当に強い相手には力負けしますし、韓国のような同等以下の実力の相手であっても簡単に取りこぼすのです。

 何が最大の敗因なのかといえば、岩瀬のピッチングでも村田のお粗末な守備でもなく、監督・コーチの能力不足です。選手選考でまずいくつもの間違いを犯していますが、今日の試合でのDHで里崎起用という辺りで、起用が実力をきちんと考慮したものでないことは明らかです。里崎は勝負強い打者だと勝手に思っているようですが、今季のパ・リーグの試合をきちんと観ていればそれは思い込みであることは一目瞭然です。案の定チームバッティングとは無縁の内容でしたし。

 最初からコーチ陣は星野監督が自分の仲良しグループで固めただけですから能力には何の期待もしていませんでしたが、監督自身も切羽詰まると冷静な行動が出来なくなってしまった辺りはかなりがっかりしました。日頃の言動からもう少し腹の据わった人物だと思っていたのですが、岩瀬がピンチを迎えた辺りではベンチの中で落ち着き無くウロウロしているだけでした。

 選手選考も明らかにバランスを欠いていましたので、小技を使って確実に点を取るという野球が全く出来ていないあたりも、アジア予選の時よりも退化しています。最終回2点差に追い上げてなおノーアウト2,3塁で、スクイズででもまず確実に1点を取りに行くべきなのですが、それを出来る選手をベンチに置いていないのです。長打を打てない選手を切り捨ててしまったことによるものなのはいうまでもありません。ヒットが出るのを待っているだけという、まるでロッテのバレンタインのような采配なのが悲しいところです。バレンタインと同じことをして、かつ思考回路が昭和の野球では勝てるものも勝てません。今さらながら監督人事の甘さが悔やまれます。

 

IMG_6730.JPG 頂き物のチケットがありましたので、数年ぶりにセ・リーグの試合を生で観戦しました。パ・リーグであれば年間10試合弱は観るのですが...。

 観戦ついでに打ち合わせというか、打ち合わせついでに観戦というかは微妙ですが、東京ドームのすぐ近所に仕事で用事がありましたので、試合開始の1時間少々前に水道橋に入り、30分程度話をしてから東京ドームに向かったわけです。東京ドームの内野席は指定ですから、多少遅くなっても席が無くなるということがないのがメリットです。

 試合は両チーム先発の岩田・内海が共に好投し、試合開始後2時間で9回に入るという非常に引き締まった試合でした。延長10回に阪神の主砲金本の3ランホームランが飛び出し、割合あっけない結末ではありましたが...。

 写真はその3ランの瞬間なのですが、一瞬シャッターが早かったのに加え、シャッタースピードもかなり遅かったので手ブレも入っています...。

 笑ってはいけないのですが、思わず笑ってしまうような珍プレーでした。京セラドームで行われたオリックス-ロッテの試合でのことです。

 6回表ロッテの攻撃2アウト2・3塁で打者は4番のサブローでした。3塁走者が塀内、2塁走者が大塚という場面でサブローはバットを折られながらも左中間にタイムリー2ベースを放ちます。それだけなら何ということもなかったのですが、何故かホームインする塀内は顔を押さえていて、その後蹲ってしまいます。

 当初は何が起こったのか誰も理解できていなかったのですが、やがて状況が明らかになり、何とサブローが折られたバットが塀内の側頭部に直撃していたのです。中継の解説者も「長年野球を見ていたがこんなことは初めて」という珍プレーです。

 塀内という選手はロッテファン以外には馴染みのない選手だと思うのですが、ファンの間では妙な人気を誇っていて、試合に負けていても彼のネタで盛り上がれるという不思議な存在なのです。この辺りで過去ログ(今季の記事ではHISAOと表記されています)をお読みいただければ理解できると思います。

 このオリックス3連戦が始まるまで、今シーズン通算1安打だった彼が、昨日・今日だけで3安打放って調子が上向きだった(それまで打率1割未満だったのが現在打率2割まで上昇)だけに、大事に至っていないことを祈ります。

 今まで全く触れていませんでしたが、中国では現在オリンピックが開催されているらしいですね。個人的にはサッカーで二連敗した時点で既に終戦ムードなのですが...。右サイドに内田が入っている時点で既に勝てる気はしませんでしたが、直前になってメンバー入りした選手達は予想通り不発でした。試合中の消極的な采配といい、代表選考・戦術の両面に渡って反町監督の力量不足がはっきりしてしまうという結果だったのが残念なところです。反町監督には多少期待していたのですが...。

 競泳の北島康介の、平泳ぎ100mでの世界新記録を樹立しての優勝は素直に賞賛できると思いますが、柔道勢は金メダルの内柴以外は今ひとつの成績ばかりです。一応、日本のお家芸だった筈なんですけどね...。

 これからの競技の中では野球に注目ですが、日頃から千葉ロッテの試合を観ている立場からいわせてもらえれば、西岡をレギュラーで使うのは考え物かと。確かに彼のセンスは素晴らしいものがありますが、大敗したセ・リーグ選抜との試合で見られたような軽率なプレーは、普段から頻繁にあるプレーでしかありません。日頃から軽いプレーばかりしている選手が、大事な試合でだけきちんとしたプレーが出来るとは到底思えませんし。起用するのなら西岡の守備は最初から諦めておいてください。

#元々守備は一流とは言い難いですしね。川崎や井端と比べればかなり
#見劣りするのは判ると思います。

このアーカイブについて

このページには、2008年8月以降に書かれたブログ記事のうちスポーツ関連カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはスポーツ関連: 2008年7月です。

次のアーカイブはスポーツ関連: 2008年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.27-ja