珍品展示の最近のブログ記事
今まで機会が無く、入手できていなかった品です。RiSE Technology製Socket7対応CPU、mP6 266です。ちなみに価格は100円。当然ながら未チェックジャンク品です。
今までIDT WinChipシリーズやCyrix/VIA等、マイナーどころのCPUもとりあえず1つは買っておいたのですが、RiSE製のCPUはこれが初めてになります。
#CyrixIIIとVIA C3を両方買ったりもしたわけで...。
mP6自体は今更使い道があるわけではなく、完全なコレクションとしての入手です。Yahoo!オークション辺りで出てくると数千円するので、さすがにコレクションのためだけに買えるものでも無かったのですが、100円ならば文句ありません。
ちなみにmP6のコアは現在でもSoCのプロセッサー部として使われ続けているそうで、mP6→mP6 IDragon(mP6に周辺回路を組み込んだSoC)→SIS SiS550→DMP Electronics Vortex86シリーズ→Norhtec Xcore86という変遷で生き残っています。mP6は当時のCPUとしては浮動小数点演算に強みがあり、マルチメディア用途が多い最近のSoCには意外と合っているということなのかもしれません。
PC-9800シリーズで動くというのであれば新品当時に何としても入手していたと思うのですが、結局その手段が確立しないままだったんですよね...。
以前入手したSEGA製のPCIスロット用サウンドカードです。搭載されているDSPはCreative製CA10300-IAT LFで、SoundBlasterシリーズでいえばAudigy4の世代に搭載されていたチップです。
DACもおそらくAudigy4と同等と思われるCirrusLogic製CS4362 KQZ(24Bit/192kHz 8ch対応)ですが、ADC周りや根本的なパーツの配置など、完全に別設計と思われるボードです。
おそらく組み込み専用に起こされた製品でしょう。Creative本家とは違い、コンデンサもほとんどが個体コンデンサとなっていて、音質はともかく耐久性には気を遣っていることがうかがえる設計となっています。
今のところPCの空きスロットを確保できておらず、動作確認すら取れていませんが、いずれきちんと試聴環境に組み込んで音質評価をしてみたいと思っています。
色々問題は山積みの状況ではありますが、あまり私が真面目な文章ばかり書いていても仕方ないので、久しぶりの珍品展示を掲載します。
PC-9800シリーズユーサーでも馴染みのある人はそれほど多くないと思われる品です。私も実物を見たのは、これをいただいたときが初めてでした。
簡単に言うと、NECがかつてN5200シリーズ用にリリースしていたPTOSというOSを、PC-9821シリーズで動作するように移植したものがPC-PTOSであり、Ver 3.0は割合最近(といっても10年以上経過していますが)のバージョンで、Mate-Rシリーズにまで対応しています。
私が以前さんざん手こずっていたのはPC-9821As2/U8PプリインストールのVer2.0だったのですが、Ver3.0になるとPTOSとしての見た目の動作はそれほど変わらないものの、内部的にはかなり進歩しているようですね。
ちなみにこの品は、とある事務所の倉庫から出てきたもので、廃棄となると言うことなので救出してきたのですが、現時点まで未開封のまま保管されています。まだ対応の本体のストックはあるはずなので、そのうちインストールして遊んでみるのも良いかもしれません。
まだ取り上げていなかったPC関連の珍品が発掘されましたのでご紹介。
NECから発売されていたPCIスロット用100VG-AnyLAN対応ボード、PC-9821X-B07Lです。この製品も今となっては珍しいでしょうが、それ以上に100VG-AnyLAN対応の機材そのものが絶滅危惧種ではないかと思います。100VG-AnyLANについてご存じない方はググってみてください。
私もこのボードは単品で入手したものではなく、ジャンクで購入したPC-9821Xc16/SのPCIスロットに残されていたものだったと記憶しています。そもそも、自宅に100VG-AnyLANを導入する意味がありませんからね。
#一応、某氏にプレゼントするためにTokenRingのHubを購入したことは
#ありましたが、自分で使ったことはありませんでした。
この製品は一応100VG用のコネクタと10BASE-Tのコネクタを両方装備していて、その気になれば今でもNICとして使うことは不可能ではないのですが、さすがに他の機器の殆どがGigabit対応となってしまった今では10BASE-Tの製品を使う意味を見いだせません...。
久々の珍品展示となります。今回取り上げるのはBUFFALOから発売されていたPCMCIA対応ワイヤレスLANカード、WLI-PCMです。
これはこの製品が珍しいというよりは、この製品の対応規格そのものがレアではないかと思うので取り上げたものです。
写真をよく見れば判るかと思うのですが、これはIEEE802.11規格用の製品なのです。IEEE802.11の後ろにa/b/g/nなどの文字は入りません。詳細はWikipedia辺りでご覧いただけるかと思うのですが、最大通信速度は僅か2Mbpsでした。もっとも、当時はインターネットへの接続にISDNを使っていましたので、2Mbpsでも全く不足はなかったのですが...。
元々この製品を使い始めたきっかけというのは、BUFFALO製のアクセスポイントWLA-T1-L11の抜け殻(PCカード欠品)を入手したことでした。実はこの製品はIEEE802.11b(11Mbps)対応品なのですが、これはPCカードスロットにWLI-PCM-L11を装着した場合であって、WLI-PCMを装着すると2Mbps対応品のWLA-T1として動作するのです。
当時WLI-PCM-L11は非常に高価で、とても金がない私に買える代物ではありませんでした。そこで秋葉原で捨て値となっていたWLI-PCMを計3枚買ってきて、WLA-T1-L11の抜け殻とクライアントPC用とにそれぞれ割り振ったわけです。
暫く後にWLI-PCM-L11が安く売られるようになった辺りで、WLA-T1-L11にWLI-PCM-L11を装着できたためにWLI-PCMは不要になるかと思われたのですが、この製品は後にドライバがバージョンアップされ、WLA-T1-L11との通信チャンネルを14chに固定することで他のIEEE802.11b製品と混在が可能になり、その後も長期にわたって使われました。
残念ながらアクセスポイントをIEEE802.11b/g対応品にした時点でWLI-PCMは使えなくなり、またインターネットへの接続方法もそれまでにBフレッツに移行していましたので、その時点で現役を完全に退き、現在に至っています。
私の場合はどういう訳か爆発的に普及する少し前の製品を良く買ってしまうんですよね。そもそもPCを使い始めたのがWindows 95発売の数ヶ月前ですからね...。ただ、おかげで取っかかりが周囲より少し早い分、理解するための時間がとれている辺りは幸運というべきなのかもしれませんね。
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