スポーツ関連: 2010年11月アーカイブ

  千葉ロッテマリーンズ(日本) 3 - 0 SKワイバーンズ(韓国)

 2005年のアジアシリーズ開始以降続いている、日本代表チームの連続優勝は今年も継続されました。どちらも主力を数人欠くなどして余興という印象の強い試合ではありましたが、それでも日本プロ野球のプライドは保たれたという意義は大きいものがあります。もっとも、SKワイバーンズの先発投手は元巨人の門倉という、何とも妙な気分の対戦ではありましたが...。

 ロッテはメジャーリーグ挑戦を表明している西岡、小林宏の壮行試合という意味合いもあった試合であり、西岡はいずれも当たりは良くなかったものの2安打を記録し、小林も最終回を3人で抑えてセーブを記録するという良い形での締めくくりとなりました。

 実はロッテにとっては来年度から全球団で使用される低反発の統一球による初めての公式戦ということで、特に投手の慣れが懸念されました。本来は制球の良い先発の唐川がデッドボールを2回与えるなど、当初は戸惑いが見られたようですが、ある程度は適応できたようです。打者についても、イメージほど打球が伸びないという印象はあったようですが、それでも日本シリーズで活躍した今江はホームランや2塁打を記録するなど特に苦にしたような様子はなく、また同じく日本シリーズでブレイクした清田も2点タイムリーを記録していて、きちんとボールを捉えることが出来ていればそれほどの心配は要らないという結論のようです。

 できれば今日は東京ドームまで観に行きたかったのですが、生憎日中用事があったためワンセグで時々眺める程度になってしまいました...。

 まずは昨日に続いての延長戦で、F1ファンの皆様をはじめフジテレビの後続番組を楽しみにされていた皆様には大変ご迷惑をおかけしました。劇場主のリリーフエースを9回に使わなければもっと早く終わっていた試合ではあったのですが...。

 個人的にはシーズン3位からの日本シリーズ進出である以上、「日本一」とか「優勝」といった表現は使いたくはないので、「日本シリーズという大会」に勝ったというニュアンスでこのようなタイトルを付けてみました。日本シリーズの結果そのものは、ルールに則った形で勝ち得た正当なものですから、それは大いに誇るべきものであるのは言うまでもありませんが。

 それはともかく今日の試合は、良くも悪くもロッテの試合でした。勢いよく初回に2点を奪って先制したものの、第3戦で「珍しく」好投した渡辺俊介はやはり本来の実力通りのKOされ、序盤で早くも4点のビハインド。ところがナゴヤドームと意外な相性の良さを見せた藪田が圧巻の火消しを見せると、打線も中日の吉見、河原に襲いかかり集中打で同点に。藪田の後を受けた内はヒットこそ許すものの、3イニングで7奪三振という驚異的な内容で追加点を許さず、打線はその間にここまで完璧に抑えられていたネルソンから1点を挙げて9回裏へ。

 普通ならこの流れで勝てそうなものだが、かつての守護神小林雅英から守護神の座と共に劇場主の座を受け継いでしまった小林宏之が和田の3ベースとブランコの犠牲フライで簡単に追いつかれながら、その後は得点を許さず2日連続の延長戦へ。

 勝負の結末は継投に無理のあった中日の浅尾が力尽きる形で、12回表に今江のフォアボールから岡田に3ベースを浴びて失点して決勝点を奪われ、11回から登板していた伊藤が3人で締めて試合終了。内を3イニング引っ張り、中継ぎの切り札を1人多く残していたロッテの粘り勝ちというものでした。

 ここ数日風邪がこじれていてあまり外出や作業が出来る状態ではなかったので、結局日本シリーズは全てTV観戦したわけですが、最終戦の決勝点を育成契約から這い上がった苦労人の岡田が挙げた辺りはあまりに劇的で鳥肌が立ちました。最後の2日間だけで10時間以上観戦し続けた価値があったというものです。

 取りあえず今からは、千葉県内の優勝記念セール情報を漁ることにします。

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