スポーツ関連: 2009年3月アーカイブ
MLB主催であるため、(アメリカを有利にするために)対戦表が実にいびつな形で、実に今大会5度目となった日本-韓国の試合が決勝戦となりました。
今大会ではここまでどちらも第一ラウンドからの通算成績6勝2敗で、しかもその2敗はお互いに今日の対戦相手に喫したものという、完全に五分の状態で迎えた決勝でした。
結果については各所で派手に報道されていますので今更ここで書く必要はないでしょう。選手の人選や起用法など、首をかしげざるを得ない(特に起用する優先順位がMLB-巨人-セ・リーグ-パ・リーグと露骨に決まっていました)部分はありましたが、それでも結果を出した以上星野JAPANとは大きく評価は異なります。
今回の代表チームの特徴は、主に先発側投手の層の厚さに尽きるといえるでしょう。抑えで選んだ筈の藤川・馬原は結局結果を残せませんでしたが、ローテーション陣とそれに続く第二先発陣が大きく崩れることなく試合を作ったことが、通算防御率を見ても明らかに判ります。大会MVPは松坂でしたが、最も厳しシチュエーションでばかり先発していながら安定したピッチングを続けた岩隈や、事実上のセットアッパーとしてほぼ完璧な内容でまとめた杉内などの貢献度は素晴らしいものです。
打線はずば抜けた活躍をした選手はいませんでしたが、青木が主力選手という貫禄を身につけ、また中島が期待通りのパフォーマンスを見せてくれたことで、イチローの不振がチームにとっての致命傷とならなかった事が幸いしました。
次回は2013年開催予定ですが、その頃までに日本を代表するような捕手が育っているかが、今後に向けた課題ではないでしょうか。
ある意味予想通りでしたが、スコアは4-0、安打数は互角という力の差が見えにくい内容ではありましたが、何とか日本が勝ちました。
試合前には多くの人が楽々とコールド勝ちするだろうと予想していたらしいですが、レギュラー数人を欠いた埼玉西武ライオンズに手も足も出ない程度のチームが、どの国相手であろうとそう簡単には勝てるはずがありません。むしろ投手陣がよく頑張ったことをプラスに捉えるべきでしょう。もっとも、ストッパー陣の馬原や藤川は、かなりの不安材料を露呈してしまいましたが...。
ただ、いずれにしても3年前と比較して中国が急激に力を付けてきているのは事実でしょう。野手の質はまだまだだと思いますが、投手陣は本格派こそいないものの特徴がはっきりとした選手が多く、初見で攻略するのは難しそうなボールを投げていました。最近の中国チームと対戦した台湾や韓国の代表チームが手こずったり負けることがあるというのが良く理解できます。
なお、個人的には今回応援しているのはイタリア代表でしょうか。元千葉ロッテ勢のセラフィニがローテーションの一角を占め、パスクチが主力打者という面白そうなチームですので。
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