スポーツ関連: 2009年5月アーカイブ
千葉ロッテマリーンズ 4-5x 福岡ソフトバンクホークス
元々前任のクローザーであった小林雅英(現MLBインディアンス)の得意技は、最後の一人まで勝負の行方が判らないようにピンチを作り、その上で概ね抑えて勝つが、追いつかれたりサヨナラ負けを喫することもあるという、通称「コバマサ劇場」でした。
しかし、今日の荻野はいけませんね。4-2の状況で最終回を任されていながら、1アウトも取れないまま打者3人だけでサヨナラ負けです。見ている方はサヨナラ負けの恐怖におびえている暇もありませんでした。このような負け方は「劇場」ではない、ただの「炎上」です。
これが2アウトまでこぎ着けて、ランナーを2人置いた上でサヨナラホームランを打たれたというのであれば、劇場と呼ぶに値するのですけどね。
腱鞘炎がかなり悪化してきていて、マウスを使うのを自重しているぐらいですので、今日はこの辺で。明日以降、更新が無かったらその日は腱鞘炎が悪化しているものと解釈してください。
大抵のこの類の記録は、最後の方は記録だけが目的になってしまう部分があるのですが、この人の場合はチームの主軸として活躍しつつの数字ですから、文句なしにすごい記録だと思います。
もっとも、当の阪神は昨年から続く対巨人の連続敗戦記録が11に伸びるという体たらく。伝統の一戦だとか宿命のライバルだとか、大層なフレーズを使うのがためらわれるほどの一方的な負け方です。
今日は珍しく巨人-阪神のTV中継を観ていたのですが、解説者が吉田義男、岡田彰布といういずれも阪神の監督経験者で、特に岡田前監督はベンチワークについてかなり手厳しいコメントを多く述べていたように思います。先に書いた連敗記録の半分以上は岡田監督時代のものなのですが...。
今の阪神の惨状は千葉ロッテの場合とは異なり、単純なベンチワークに根本を求められるものではなく、中堅~若手選手の育成を怠ったツケが回ってきたものでしょう。現在の主力選手は既に年齢層がかなり上がってきていますし、FA補強などで派手に金を使う一方で、脇を固める中堅どころの選手の層を充実させなかったため、大金を払った選手が期待通りに働かなかったときにその穴を埋める方法がないのでしょう。
確かに巨人のように各チームの主力選手のオールスターチームを作る方法もあるのですが、巨人はその一方で若手の育成も順調に進んでいることが選手層の厚さに繋がっています。阪神の若手は殆ど出てきていませんからね。
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