スポーツ関連: 2009年7月アーカイブ

 結局、招待券は今シーズン日本ハム投手陣で唯一ロッテに負けているスウィーニーが先発の今日に使ってきました。

 確かにスウィーニーからは6点取れたのですが、それでも終盤に投手陣が崩壊して負けるというお決まりのパターンが展開されただけでした。

 もっとも、確かに直接的な敗因は荻野が全く仕事を出来ずに打ち込まれたことと、ランビンのエラーでしたが、その展開への伏線は6回頃から既に見られていました。これまで散々終盤に逆転され続けているにもかかわらず、6回辺りからロッテの攻撃が明らかに淡泊になっていました。毎回同じように負けているのにそれでも油断してしまうというのは、ベンチにも選手にも学習能力が全くないほど頭が悪いということでしょうか。どんな点差であっても決してプレーの質を落とさない日本ハムに勝てるはずもありません。

 そして見ていて逆転されることを確信したのは、8回表に満塁のピンチを作ってからピッチャーを交替したことです。ここで内や上野を使えばあるいはと思っていましたが、出てきたピッチャーが荻野だった時点で最低でも追いつかれることは確信していました。中には荻野を制球力で勝負するタイプの投手だという人もいますが、それは明らかな間違いであり、実際にはストレートの伸びとカーブのキレ重視で、むしろコントロールは荒れるタイプの投手です。制球力がそれほど期待できない以上、満塁で起用してしまえば思い切った投球ができなくなり、どうしても甘いコースのストレートが増えてしまうのです。本来は押し出しでも構わないぐらいの気持ちで変化球主体の組み立てにするべきなのですが、捕手の橋本がそれほど思いきったリードを出来るはずもなく、打たれるべくして打たれてしまいました。

#但し、それでも総合的に見て里崎を使うよりはマシだと思いますけどね。

 バレンタインは「緊迫した展開で持ちこたえられない」などと試合後に語っていますが、持ちこたえていないのは自分の采配であることをいい加減認めたらどうなんでしょうかね。

 これ以上書いても不毛なので、この試合で数少ない見所の写真をアップして終わりにします。

IMG_7947.JPG

 プロ野球は今日から後半戦開幕です。今日から千葉マリンスタジアムで開催されるロッテ-日本ハムの三連戦は招待券を貰ってあるのですが、どの日に行こうかと悩んでいます。

 千葉市付近の天候があまり良くないということもあるのですが、それ以上に今季ここまでのこの両者の対戦は、ロッテの2勝13敗(まだ今日の試合は終わっていませんが、9回裏2アウトで打者里崎では終わったも同然でしょう)で、どの試合に行っても確実な負けを見られそうなんですよね。

 この両者の現在の順位以上に、実力の差は歴然としています。ロッテは相手がミスを連発するなど、よほどの運がなければまず勝ち目はありませんからね。1イニングで1安打あれば得点のチャンスに出来る日本ハムと、1イニングで複数の長打が出なければまず点が入らないロッテでは、そもそも勝負にならないのは当然です。とても同じプロ選手同士が試合をしているとは思えないほどの違いです。

 さらに、ここ数年は毎年ドラフトで投手以外を獲得していないにもかかわらず、その中から一軍で通用する投手が殆ど出てこないという、スカウトの実力が低いのか育成能力が皆無なのかよくわからない状況なのも相変わらずで、先発投手がマウンドを降りた後は何点取られるか想像も出来ません。1イニング投げきることが出来ない投手ばかり並べて何がしたいのでしょうかね。

 ここまでロッテが弱くなったのは、山本前監督時代に育成したコマをバレンタイン監督が使い切って消耗させてしまった事が大きな理由の一つなのですが、2005年に「シーズン2位で」優勝させてくれたという理由だけで未だにバレンタイン信者は根強く存在していて、バレンタインが最高の監督などという寝ぼけたコメントも多数見られます。

#外野席のフーリガン集団がバレンタインを支持する理由は全く別なのでしょうけど。

 明日は日本ハムの予告先発投手が多田野となっています。多田野といえば前回登板の後で「ロッテに勝てなければ他に勝てるチームがない」という、普通に考えれば非常に失礼なコメントを残した選手です。しかし、今のロッテの野球を見ている限り、この多田野のコメントは実に核心を突いているとしか言いようがありません。大量点を取ること以外に興味を持たない相手ですから、投手としては長打さえ連続して打たれなければほぼ間違いなく抑えられるわけです。恐らく明日の試合も、この多田野の言葉を裏付ける展開となることでしょう。

 今日にYahoo!動画中継は解説が元ロッテのエース、黒木でした。人一倍チーム愛が強い彼は、これまであまり直接的には采配を批判してこなかったのですが、今日の中継では言葉こそやや遠回しであったものの、かなり采配そのものへの批判が多く含まれていました。野球の内容からすれば至極当然なことですが。

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