スポーツ関連: 2010年4月アーカイブ

 サッカーの国際親善試合、日本-セルビアを先程までTVで観ていました。まあ、インターネット中継のプロ野球、福岡ソフトバンクホークス-千葉ロッテマリーンズをPCで流しつつ、横目で見ていたという程度ですが...。

 日本代表は海外組がいないとはいえ、中村俊輔や遠藤など、主力クラスはDF陣以外は揃えた状態であったのに対して、セルビアは主力組は海外でプレーしているため、国際Aマッチデーではない今日は招集をかけられず、A代表経験の乏しい国内勢からの選出という、いわば2軍相当の相手でした。

 日本代表はセルビアが相手とはいえ、相手が無名選手ばかりという油断はあったのかもしれません。ただ、それにしても決定機は終了間際の矢野貴章が放ったヘディングシュートのみという有様で、0-3の完敗でした。この程度のチームしか作れずに、一体岡田監督は何を根拠にワールドカップ本番でベスト4などという目標を打ち出したのでしょうかね。

 そもそも、セルビアの2軍相当が弱いと思っていたのならそれは大間違いです。セルビア国内リーグは選手の給料が安く、彼らは少しでも自分をアピールして海外移籍という目標を持っていますから、むしろ海外でプレーする一流クラブ所属選手よりも、試合に対するモチベーションはずっと上です。

 今回来日したセルビア代表チームは、かつてのユーゴスラビア代表と比べれば選手個々のスキルという意味では下ですが、球際の強さなどの要素ではまさにヨーロッパのスタンダードを体現してくれていました。今の日本代表ではヨーロッパ中堅以上に全く太刀打ちできないということは誰もがはっきりと理解できたのではないかと思います。

 今日の対オリックスの試合を10-4で制して、千葉ロッテマリーンズが2007年シーズン以来約3年ぶりのパ・リーグ首位に立っています。

 快進撃の理由は、監督が替わり戦術や指示の意図が明確になったこと、新キャプテン西岡を中心とした選手の意識改善、新加入の戦力(特にドラフト1位ルーキーの荻野貴司)が機能していることなど多数挙げられますが、その一方で中継ぎ投手を無駄に酷使したバレンタイン前監督とは対照的に信頼度の高い先発投手を引っ張るという、少々危なっかしい采配も目に付きます。

 シーズン序盤以降もしばらくはこれで乗り切れるかもしれませんが、昨シーズンまで徹底した投球制限で甘やかされていた先発投手陣が、このままでは夏頃にスタミナ切れを起こすのではないかという危惧があります。

 ただ、そんな話よりも昨日試合前の練習中に倒れ、くも膜下出血で重体が続く、読売ジャイアンツ木村拓也コーチのニュースへの衝撃の方が、遙かに大きいのですが...。私の中の印象では未だに巨人のコーチというよりは広島カープの選手ですが、その彼が現在も自宅がある広島で倒れるとは...。

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