PC・PDA関連: 2013年2月アーカイブ
かつてのPalmの資産は、Palm OS 5以前はACCESSへ、webOS及びwebOS採用ハードウェアはHPへとそれぞれ受け継がれていましたが、HPが持つ旧Palm関連の資産及び技術は韓国LG電子へ譲渡されることが決まったそうです。記事はこちら。
もっとも、それだけの内容であれば、PalmからHPへの譲渡とそれほど変わりはありません。ただ、問題となるのはLG電子側はSmartTVへの応用のために技術を取得するということで、スマートフォンやタブレットデバイスのために使われる可能性はなくなったという点です。
実際にwebOS製品のサポートはHPが継続するとなっていますので、LG電子側が直接デバイスに採用する可能性は最初から無いということなのでしょう。
そして一時期はPalm OSをGarnet OSという名称に変更した上で技術開発を続けているように見えたACCESSの方も、結局何も成果を発表することはなく、現在ではGarnet OSのサポートすらほぼ何もしていないという状況で、こちらも期待できる点は全くありません。実際にACCESSのGarnet OSサポートを見てみると、リンクは全てデバイスの製造元または旧Palm Oneのサポートに繋がっているという状況で、ACCESSはGarnet OS自体を消滅させるつもりなのでしょう。Access Linux Platform上で動作するGarnet VMのベータ版もここ数年は進展が止まり、開発者向けサイトも閉鎖されてしまったようです。
そして高機能型Palm OSとしてリリースされたはずのPalm OS 6(Cobalt)も市販品に採用されることなく終わってしまったようで、これで全てのPalmの命脈は絶たれたとみて良いでしょう。せめて3G通信に対応したPalm OS 5.xデバイスや、LTEに対応したwebOSデバイスを見てみたかったですね。
日本では携帯電話会社の圧力で発売されずに終わるだろうと思われていた、Google (ASUS) Nexus7の3G SIM FREE版が発売される模様です。ソースはこの辺りで。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/127/127674/
以前、VAIO typeP VGN-P92KSの記事を書いたときに、「Nexus7にはSIMスロットがないので」と書いたばかりだったのですが、VGN-P92KSを買ったすぐ後にSIMスロット付きが出てくるとはさすがに予想できませんでした。
ちなみに価格は29,800円と発表されていますが、アメリカで同等仕様のNexus7を買うと299ドルとなっていて、ほぼ1$=100円計算ということが判ります。このまま円安が進行したら意外と厳しい水準のようにも思えるのですが、どうなんでしょうかね。ちなみに円がずっと高い時期に発売されたNexus7 16GBは未だに19,800円のままです。
仕様的にはSIMスロットが出来た以外にも、Androidが4.2となってリリースされるという違いがあるそうです。ハードウェア的な違いはSIMスロットだけなのかと思いきや、寸法も若干ながら違うとのこと。
なぜかLTE非対応で3G(W-CDMA)という今更ながらの仕様ではありますが、それでもWi-Fi版を手放してでも買う人は多いのではないかという気がします。スマートフォンやタブレットは常時接続環境がないと魅力が半減しますので。正直私も久しぶりに欲しいと思うAndroid端末です。
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