PC・PDA関連: 2011年7月アーカイブ

 約2ヶ月前に2GB2枚組のDDR3 PC3-10600を3,380円(当時の秋葉原最安価格)で買ったわけですが、今週末の特価品ではほぼ同じ価格で4GB2枚組の同等のメモリーを買うことが出来るようなったとか。

 そんなわけで、DDR3のメモリーがデスクトップ用・ノート用問わず大幅に値下がりしています。おそらくここからは最安値が更新されるとしても、かなり小幅な動きになってくるのではないかと思われ、PC3-10600やPC3-12800辺りのDDR3のメモリーは、今が買い時ではないかといわれています。

 私ももう少し安いうちにメモリーを買っておきたいところではあるのですが、使う宛てのないメモリーに投資するほどかねがあるわけでもなく、なかなか難しいところです。

 特に難しいのは、現在安売りされているデスクトップ用の多くは2枚組のパッケージであるという点です。私が使っているPCは、Intel X58チップセット機であり、メモリーの増設は3枚1組が原則となります。

#1枚単位で認識するが、同じメモリーが3枚ささっていない場合、そのメモリー領域の
#アクセス速度が「(実装枚数)/3」になってしまいます。

 そして現在の状況では、2GB3枚組と4GB3枚組を1セットずつ装着しているため、これ以上の増設をするのであれば2GBの方を取り外して4GBに置き換えるしかありません。もともとの計18GBという量でも全く不足は感じませんし、わざわざ入れ替える意味があるのかといえば、かなり疑問が残ります。そもそもWindows7(64bit)よりもWindows XP(32bit)の方が使用頻度も遙かに高く、4GB以上がほぼ無意味ということが多いのですが...。

 前回紹介した変わり種マザーボード、MaQboard GD-G41X(3.4G)-HDMIですが、ニコニコ動画に動作している映像がアップされていました。

 

 この映像から、MacOSでも動作することは間違いなく判るのですが、もう一つはっきりとしたのは搭載されているXeonのことですね。

 3.4GHz動作というのは既に明らかになっていましたが、動作しているコアの数は1つしかないというのも間違いないようです。映像の終盤で、MacOS上からCPU名が「Intel Core 2 Solo」と表示されていますからね。

 単品販売されていたこの世代のXeonは全て複数コアだったはずですので、CPUがマザーボード上に直付けである点から考えても、組み込み用のXeonが使われているのでしょう。デュアルコアの選別落ちを使って、片方のコアだけを動作させて動作クロックを稼いだものとみるのが妥当ではないかと思います。

 現在予算が全くないので買うことは出来ないのですが、非常に興味を引かれるマザーボードが販売されています。

 秋葉原のオリオスペックで販売中のmicroATX M/Bで、MaQboard製のGD-G41X(3.4G)-HDMIです。チップセットがG41というのはそれほど好ましくはないのですが、なんといっても注目なのは3.4GHzで動作するXeonをオンボード実装しているということです。基板を裏から見ると、CPUの中心部に当たる部分には穴が空いていて、そこからCPUのキャパシタと思われる部分が見えています。おそらくCPUは直付けなのでしょう。

 メモリーはDDR2またはDDR3の排他仕様で、最大サポート容量は4GB。まあ、DDR2/3共にメモリーソケットは1つずつしか実装されておらず、1枚で8GBのunbuffered DDR2/3のモジュールは発売されていないと思いますので、最大容量が4GBとなるのはある意味当然ですね。

 この仕様を見て一つ疑問に思ったのは、チップセットがG41である以上、LGA775と電気的に互換性のあるCPUでなければ搭載できないはずです。ところが、LGA775のXeonで3.4GHzの動作周波数という製品は思い当たらないんですよね。強いていえばLGA771パッケージでは最大3.5GHzまでのXeonが用意されていましたので、この辺りのCPUをベースにした組み込み用のものを使っているのかもしれません。

 予算に余裕があれば是非買って試したかったのですが、来月辺りまでは資金的に厳しいので無駄遣いしている余裕がないんですよね...。

 本日、NECとLenovoによるPC事業会社Lenovo NEC Holdings B.V.と、その100%子会社であるNECパーソナルコンピュータ株式会社、レノボジャパン株式会社という、NECレノボ・ジャパングループの発足が発表されました。

 この合併により、これまでNEC単体では2位富士通と僅差であった国内シェア(18~19%程度)が、25%程度となるとしています。

 ただ、個人的にはもはや感慨がわかないニュースというのが本音ですね。NECはPC-9800シリーズをメインで使っていた頃にはなくてはならない存在でしたが、PC98-NX発表と、それによるPC-9800シリーズの打ち切りがあり、個人的にはもはや1PCベンダーという以上の認識はありません。単純にPC-9800系の扱いも良くありませんでしたが、それ以上にその後のNECから、NECでなければならないという個性的な製品が出てこなかったことが原因です。

 自分や知人のPCを検討しているときに、明確な目的や用途がある人の場合、NECの製品はまず選択肢には入らなかったのです。NECがそこに入るのは、プリインストールソフト満載で量販店で薦められるようなPCを見に行った場合でしょうか。

 一方のLenovoは今でもThinkPad X32/31、T42辺りはまだまだ稼働しているわけで、その意味ではNECよりは関心はあります。ただ、上記の機種も含めて、自分で所有しているのは全てIBM時代に設計されたPCなんですよね。ThinkPadもモデルチェンジを重ねるごとに往年の個性を失い続けて、今ではイメージだけを引き継いだ割高なPCが、イコールThinkPadという印象でしかありません。

 この両者が日本市場で統合されることで、果たして何か新しいものが生まれるのか、疑問視せざるを得ないのです。NECにとって調達コストが有利になるのは間違いないでしょう。ただ、商品開発という意味では、旧来の顧客にしがみつく商売ばかりをしそうな気がして、全く期待が持てません。

 どのみちノートPCも含めて私がPCを買う機会はまだしばらくないと思いますが、その機会が訪れるまでにSONYやPanasonic程度しか特徴的な製品を出さないという状況を打破してくれることを期待したいのですね。難しいと思いますが...。

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