PC・PDA関連: 2008年11月アーカイブ

 一昨日に書いたVistaテスト用PCのビデオカードを、GeForce 7950 GTからRADEON HD 4870に交換してみました。

 動作チェック用に「Final Fantasy XI Official Benchmark 3」を実行してみたのですが...、とにかく遅いのです。私のメインPC(Athlon 64 X2 6400++GeForce 8800 GTS 512)でHighにした際のスコアが9000強なのですが、Vistaテスト用PCでは何と6500程度。通常のデスクトップ描画では、GeForce 7950 GTと比べると明らかにもたつきがあるのです。

 FFベンチはCPUパワーにも大きく左右されるので、私のメインPCの方がクロック周波数の分だけ有利なのですが、それでもこれほどの大きな差がつくとは考えにくいですし、描画されている内容を見てもスコアの低さが容易に想像できるほどに引っかかっています。

 しかし、3DMark06 Ver1.1.0(デモ)では私のメインPCと大差ない程度の描画をして見せますし、全面的に遅いのかといわれれば疑問が残ります。旧ATiからの伝統である「最新クラスのアプリケーション以外では著しく遅い」が健在なのだとしたら、何ともしようがないのですが...。

 Microsoft TechNet Plusのライセンスが届いたので、取りあえずWindows Vistaをテストできる環境を用意しようと思い、余り物を中心に1台PCを組んでみました。

・CPU:Athlon 64 X2 5200+ Windsor
・M/B:GIGABYTE GA-M56S-S3
・RAM:4GB DDR2-800
・VGA:ASUS EN7950GT(GeForce 7950 GT)
・OpticalDrive:TEAC DV-W516E
・CASE:Antec SONATA III
・P/S:Antec EARTHWATTS EA500

 インストールしたVistaは32bit版のUltimate SP1です。

 あくまでテスト環境なので、あまりアプリケーション環境を整えてはいないのですが、一昔前というよりは既に2世代前というスペックのPCである割に、動作は驚くほどスムーズです。Windows XPでは遅いだけのInternetExplorer 7も、きわめて軽快に動作します。

 ただ、操作性に関しては全く洗練されていませんね。便利そうに見えて不便な部分がかなりあります。テスト用なので敢えてデフォルト環境で使うようにしていますが、常用するならインターフェースはWindowsクラシックにしてしまいそうです。

 昨日掲載したHP mini note 2133の環境を構築していたのですが、モバイルノートとしては少々困ったことに、AIR-EDGE用端末、AH-H401Cを使う手段がないのです。

 HP mini note 2133で周辺機器を接続するためには、以下の手段があります。

 ・USB
 ・SD I/O
 ・Express Card 54/34

 ところが、現在使用しているAH-H401CはCF型の通信カードです。今まで使っていたノートPCは全てPC Cardスロットを持っていましたので、PC Cardアダプタをセットで持ち歩いていれば、何も考えずに使えていたのです。

 仕方がないので、USBー通信型カードアダプタである、SUNTAC SlipperU VS-10Uを久しぶりに引っ張り出してきました。eonetのサポートページではWindows 2000用のドライバでWindows Vistaでも動作すると書かれていましたので...。

 ところがSlipperUのドライバインストールは正常に終了するものの、装着したAH-H401Cが全く動作しません。不審に思って調べたところ、何とSlipperUであっても、VS-13UでなければAH-H401Cは動作しないということが判明しました。そんなわけで、残念ながら作業はここでストップしています。

 普通に考えれば、SlipperUをVS-13Uに買い換えれば済むのですが、かなり古い製品ですので入手は難しくなっていますし、入手できてもそれなりの金額となってしまうようです。

 もう一つ考えられるのは、AIR-EDGEを機種変更し、AX420N/AX420Sのどちらかにすることでしょうか。CF型の端末に限定しているのは、CLIE PEG-NX80VでもAIR-EDGEを使うためです。CLIEで使わないのであれば、そもそもUSB接続でイー・モバイルを使った方がずっと快適ですからね。

 ただ、環境としては最近のPCにそぐわないものになっているのは事実ですから、何らかの入れ替えが必要な気はしますね。

 2.5インチPATAに限れば、現時点で最大容量かつ最高速クラスのHDD、WesternDigital WD2500BEVEを先日入手しましたので、ThinkPad T42で使ってみました。まずはCrystal Disk Mark 2.2の結果です。なお、先頭の約50GBを使用済みですので、それを差し引いてご覧いただければと思います。

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read :   48.862 MB/s
Sequential Write :   40.923 MB/s
Random Read 512KB :   20.417 MB/s
Random Write 512KB :   19.796 MB/s
Random Read 4KB :    0.369 MB/s
Random Write 4KB :    1.319 MB/s

         Test Size : 100 MB
         Date : 2008/11/17 23:08:00

先日掲載した、MLCタイプのSSD、Transcend TS64GSSD25-Mの性能と比較していただければ、ある程度の傾向をつかめるのではないかと思います。

割合安価なMLCタイプのSSDが比較対象であっても、シーケンシャルライト以外の部分ではHDDは完敗です。SATAであれば、最近の7,200rpm製品を使うことでかなりの速度を得ることが出来ますが、PATAではこれ以上の製品が発売されていない以上、速度を求めるのであればSSD以外の選択肢がないことになってしまいます。

現状でTS64GSSD25-M(64GB)で約2万円ですが、これくらいの価格帯に32GB以上の高速型SLCタイプが投入されれば、2.5インチPATAに関しては、いよいよ本格的にSSDがHDDの取って代わる日が来るのかもしれません。

 GREENHOUSEから、1.8インチ・2.5インチサイズのPATA向けSSDが発売されました。それぞれにSLC/MLCタイプを用意し、SLCは16GB/32/64GB、MLCは16/32/64/128GBをそれぞれ用意するという、SSDとしては珍しい豊富なラインアップです。

 問題はメーカーのWebサイトを見ても、コネクタ形状に関する記述が全くないのです。電気仕様上UltraATAであることは判るのですが、1.8インチのPATA用コネクタ形状は、市場に主に流通したものだけでHGST型(2.5インチ互換)・東芝型・ZIF・LIFと4規格があります。そのどれに当たるかがコネクタ部分の写真も公開されていないので全く判らないのです。もっとも、ピンが映っていない時点で、HGST型でないことは間違いないと思いますが。

 厚みは5mmですから、仮にZIF/LIFだったとしても変換は可能ですから、dynabookSS用に買ってみても良いかと思うのですが、MLCだとWriteの速度が僅かに16MB/s程度というのが少々ネックではあります。

#それでも手頃な32GB MLC辺りを買ってしまうかも...。

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